• ベストアンサー

和語「はらう」の原義

「埃をはらう」、「代金をはらう」、「敬意をはらう」のように、「はらう」の意味は多岐にわたっているように思います。国語辞典でも十数項目がありました。 元々の意味というか、共通するニュアンスが想像できないのですが、ご存知の方、教えていただけないでしょうか。 また、「注意をはらう」などは、英語の表現("pay attention" etc.)の直訳から来ているのでしょうか。つまり、英語表現が入る以前は使われない言い回しだったのでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#126728
noname#126728
回答No.2

一つの解釈として岩波古語辞典の記述をあげます。 「ハラはハラシ(晴)のハラと同根。いらないものをすっかり捨て去るように、振ったり、ゆすったりする意」 「注意をはらう」は英語とは関係ないと思います。多分。 英語訳した言葉だと、おおむね漢語になるから。 いつごろからの用例が知りたければ、 #1さんのおっしゃるとおり、図書館に言って日本国語大辞典にあたるとgoodです。

baihu
質問者

お礼

ご助言ありがとうございます。 ご紹介いただいた解釈で、懸念だった「代金を-」のイメージが少し湧いてきました。余計なものを捨て去ってすっきりさせる=清算してしまう、のような感じでしょうか。 「注意を-」が英語表現かもしれないという仮定が消えると、また懸念材料が増えてしまいました(^^; #1のご説明とぶつかってしまいますね。日本国語大辞典をあたってみます。

その他の回答 (1)

  • ysk26
  • ベストアンサー率36% (135/367)
回答No.1

語源についてはいろいろな説があるようですので『日本国語大辞典』などをご覧になるとよいかと思いますが、「代金をはらう」「敬意をはらう」を除けば、だいたい「不要・有害なものを取り除く」というような共通のニュアンスが感じとれるように思います。 「敬意をはらう」については、ご指摘のように、『明鏡国語辞典』には「pay の翻訳から慣用句的に」という注がありました。『日本国語大辞典』の用例も1909年の夏目漱石が最新のようですから、きっとそうなのでしょう。

baihu
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 > 『明鏡国語辞典』には「pay の翻訳から慣用句的に」という注がありました。『日本国語大辞典』の用例も1909年の夏目漱石が最新のようですから、きっとそうなのでしょう。 用例まで載せていただいて非常に助かります。最新というのは、最初という意味と捉えてよろしいですよね。 > 「代金をはらう」「敬意をはらう」を除けば、だいたい「不要・有害なものを取り除く」というような共通のニュアンスが感じとれるように思います。 そこまでは何とか私もイメージできるのですが、「敬意を-」を訳語と考えて別にすると、割と大きな柱である「代金を-」との統合がうまくいかないのです。

関連するQ&A