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世界の男女の比率がほぼ半々なのはなぜですか?
以前、世界中の男女のそれぞれの合計の比率が、 いつでも、ほぼ50%前後だと聞いたことが あるのですが、本当でしょうか? また、そうだとしたら、なぜそうだと 考えられますか? 科学的な考察をぜひアドバイス願います。
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染色体が2種類あって、それを半々に割れば両性が現れる確率は5分5分になる、という単純な計算はすでに前の回答者さんが述べてらっしゃるので、生態学的な理論から一つ。 たとえば、男女の比率が著しく偏った社会があるとしましょう。その場合、少ない方が子供をもうけるには非常に有利になります。特に雌のほうが少ない場合、雄が少ないよりも非常に有利になるでしょうね。自分自身で子供を産めるという利点と、雄に比べて繁殖にかかる時間や労力が大きいというハンデがあるからです。後半のハンデは、だからこそ、雄は雌を獲得するために体が強くなったり、鳥では体が鮮やかになったりしたのです。そのハンデは雌が少なければ少ないほど、雄には過酷なものになるでしょう。つまり、雌はよい雄を獲得しやすいわけです。 話がそれましたが、そういう社会があったとすると、長期的な視点ではその少ない方の数を生んだほうが有利なのですから、結局のところ、その少ない方の性が増えます。適応戦略というやつです。 そうすれば数は最終的には1:1に近くなっていきますよね? 従って、生命が生まれて数億年の後に現れた現在の人類では、どちらも多くならないフィフティフィフティで数が収まっているんでしょうね。 時にライオンやセイウチなど、ハーレムを作る動物をうらやむ男性がいますが、そういう方は、「ハーレムを作る動物でも1:1で生まれてきて、作れない雄はみんな死んでいる」という事実を知るべきです(笑)。ライオンの雄が大人になるまで生き延びられる確率は実に13%、せっせと捕食されている弱い立場のヨーロッパライチョウの大人になれる確率と同じなんですよ。 さて、繁殖適応の話をしましたが、これが偏った数の方が最適な環境になれば、その偏った割合に移行します。 人間の場合、女性の持参金が莫大なインドや一人っ子政策を持ち男児のみをありがたがる中国、特にその上流階級など富裕な層ではすでに男女の出生の割合は他の国とかなり違うそうですよ。(110:100ぐらいの地域もあるそうです。) ちなみに、男性の生命力云々でのトリビアをつけくわえると、新生児だけでなく、y染色体が小さくあまり生命維持に必要な遺伝子はないせいか?人間の場合、xyの受精卵の時から死ぬ確率はxxよりも高いです。
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- mn214
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詳しい数字は解りませんが、自然の状態では人間の場合は男の方が女よりも若干多く生まれるのだそうです。 ただし、人間の男は女に比べて幼児期には弱くて病気になったりすることが多く、昔は幼少期の病気は死に至ることが多くてそのために生殖可能な大人になる頃には男女の個体数はほぼ同じ数になるのだと何かの本で読んだことがあります。 現代のような先進の医学の進んだ国では幼少期の病気で死んでしまうことは少なくなっていますが、せっかく大人になっても男は女より好戦的な部分がある為、戦争によって男の数は多少減るのでやはり最終的には男女は同数くらいになるのだそうです。 生物学的にはどんな生物も全て子孫を残すという目的のために最適な方法に落ち着くのだそうです。 例えば蜂が女王を中心にしてその他の蜂が存在するのも、また動物の中には1頭のオスが数等のメスを従えたりするタイプがあるのも全てが子孫を残す為の最適な方法なのだそうです。
お礼
どうも回答有難うございます。とても参考に なりました。 なるほど、最適な方法・・・ですね。 子孫を残すという「目的」のために 最適な方法に導いていく「力」は、何なんでしょうか? やはり、「累積淘汰」なのでしょうか? 「累積淘汰」は「力」でしょうか??
- satoumasaru
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こんにちは 質問者はおいくつでしょうか? これは中学校や高校の生物で学ぶことですので、別に科学的な考察というほど、大層な問題でもないような気がしますが。(^^) ご存じの通り、性別は性遺伝子といわれるXY染色体で決定されています。女性がXX、男性がXYになります。生殖細胞をつくるときには減数分裂という特殊な細胞分裂をしますので、遺伝子が半分になります。 ですから、卵子にはX染色体、精子はX染色体をもっているものとY染色体をもっているものとができます。この場合、精子の中でX染色体をもっているのとY染色体をもっているのとが同数できます。 ではその場合、子どもはどうなるでしょうか? 性別は男性の精子の遺伝子で決定されます。そうなると、XとYの染色体をもっている精子が同数いるのならば、確率としては50%と50%になります。 もちろん、家族の子どもが男性ばかりや女性ばかりということもあります。しかし、その対象人員がおおければ、これはどんどん50%に近づいていきます。ちょうどサイコロを振った場合、1から6までのうち、特定の数字がでる確率を考えてみましょう。最初の数回はムラがありますが、回数を繰り返せば、どんどん1/6に近づきます。これと同じです。
お礼
なるほど、どうも有難うございました。 さらに、詳しく理解できました。 感謝 「大数の法則」を自然界に用いてよいのか ちょっと自信がなかったので、質問してみました。 大変参考になりました。 同様に確からしい・・・という事象が、 自然界でも言えるんですね? どうも有難うございました。 ではでは。 感謝
- -AKIHIRO-
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男女どちらが産まれるかの確率が、ほぼ1:1だから ではないでしょうか? 性染色体にはX染色体とY染色体の二種類あります。 XXだと女性、XYだと男性です。 卵または精子を作る段階で、その染色体が分裂して、 女性からはX染色体、男性からはXまたはY染色体を 含む配偶子が形成されます。 (男性から形成されるXを含む精子、Yを含む精子の 数は、理論上同数になります。) 男性の精子が卵に泳ぎ着いて受精となりますが、 そこで、男性からの配偶子の、XとYどちらが先に 泳ぎ着くかは 理論上どちらも二分の一の確率と言っていいと思います。 Xが先に着けば、卵は必ずXですので、生まれる子は XX、つまり女性。 Yが先に着けば、XY、即ち男性となります。 …こんな説明でいいのでしょうか?
お礼
どうも有難うございました。 生物学的な回答でよく理解できました。 感謝です。
- choijiwoo
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新生児の男女別がほぼ同じ(男105に対し女100)だから当然でしょう。男子の新生児のほうがやや弱いのと、女性の方が平均寿命がながいのですから、男女の人口比がほほ同じなのは、当然と思いますが・・。 科学的な考察になっていませんか、ごめんなさい。
お礼
早々にどうも有難うございました。 そうですね。実にうまく出来ていますね。 参考にさせていただきます。 感謝
補足
どうも有難うございました。文化系の小生には、 ちょっと難しい内容もありましたが、 私が、以前、ちょっと進化論をかじったとき、 繁殖力の旺盛な変異体が、優位であると 聞いたことがあります。が、これと関係が ありますか?