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酸化の可能・不可能
オゾンを使って水処理試験をしているのですが、時間をかけても処理が進まない場合があります。(例:COD200ppm→50ppm→頭打ち) 知見のあるかた、教えてください。
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促進酸化法について調べて下さい。 活性酸素種には大きく分類すると、ラジカル種とノンラジカル種があります。オゾン(O3)は後者のノンラジカル種です。酸化還元電位はふっ素、OHラジカルに次、高いのですが、ノンラジカル種は過酸化水素や次亜塩素酸の様に不安定であるが、その状態を保つ事ができます。ラジカル種(フリーラジカル)は一瞬しか存在ができない為、その分反応速度が速いので効果が段違いとなります。 ちなみに、OHラジカルは100万分の1秒間です。 オゾンをラジカル種に変える方法として、紫外線ランプと組み合わせた光フェントン法等色々な方法があります。 処理対象物質に合った促進酸化法を選ぶと効率が良いです。 塩濃度とは食塩に限らず硫酸アンモニウム等色々な中和物の事です。CODには余り影響はありませんが、有機物との錯体等の場合や処理前と処理後の変化により、ある程度CODの起因物質を特定する目安にもなります。 補足:COD値にはマンガン法とクロム法があり、クロム法の方が数値が高くなります。これは酸化力の違いによる為です。両者の数値差より酸化係数を導き出し処理方法を選択する目安になります。
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- h2o2
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よくあるケースですね。 この場合は、TOCの減少値を参考にして下さい。 難分解性物質類が要因の可能性が大です。 含有物質に界面活性剤や可塑剤等の炭化水素系の化学合成物質類やフミン酸やフルボ酸等のフミン物質類等が難分解性物質類です。これらの物質はオゾンの酸化還元電位2.07Vでは酸化力が低い為、頭打ちとなります。又、オゾンの酸化方法は直接酸素を処理対象物質に反応させて酸化分解を促進させますが、電子を奪う事により酸化分解が行なえる物質には皆無の場合もあります。 後、塩濃度の場合は電気伝導率にて確認できます。
お礼
回答ありがとうございます。 酸化力ですが、オゾンよりも過マンガン酸カリのほうが協力なのでしょうか? 「電子を奪う事により酸化分解が行える物質には皆無の場合がある」とは、オゾンでは酸化分解できないということですか? 塩濃度を確認する事で、どういった事項が確認できるのですか。 たくさん書いて申し訳ありませんが、教えていただければ幸いです。
補足
回答ありがとうございます。 酸化力ですが、オゾンよりも過マンガン酸カリのほうが協力なのでしょうか? 「電子を奪う事により酸化分解が行える物質には皆無の場合がある」とは、オゾンでは酸化分解できないということですか? 塩濃度を確認する事で、どういった事項が確認できるのですか。 たくさん書いて申し訳ありませんが、教えていただければ幸いです。
お礼
丁寧な説明ありがとうございました。 さっそくやってみます。