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有理数と集合の問題です…
こんにちは。 早速ですが、 『x=√2+1のとき、ax^2+bx+1=4√2+1となる有理数a,bを求めよ(ただし、集合の定理を用いて解け)。』という問題が解けません。 解の公式は使ってはいけない上に、集合のことがイマイチわからないので四苦八苦しています。 どなたか、わかりやすく教えてください。
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「集合の定理」というのが何がわかりませんが(教科書などの前の部分に説明があるのでは?)、この問題では次の定理が必要です。 「無理数と、0以外の有理数の積は無理数である」(証明は下記※) これによれば、√2を0以外の有理数倍しても有理数になりませんので、√2の部分を独立して計算することができます。 xに(√2)+1を代入すると、ax^2+bx+1=(2a+b)(√2)+(3a+b+1)となります。これと問題の条件から (2a+b-4)(√2) + (3a+b) = 0 ここで、2a+b-4=0でない限り(2a+b-4)(√2)は無理数であり、(3a+b)は常に有理数です。右辺の0は有理数ですから(2a+b-4)(√2)も有理数でなければならず、したがって2a+b-4=0です。あとは簡単でしょう。 (※証明) αは無理数、pは有理数(p≠0)のとき、β=αpとする。βを有理数と仮定する。するとα=β/pとなり、αは有理数である。これは矛盾であるから、βは無理数である。
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- masa072
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No.2です。 中学生でしたか。失礼しました。 「有理数集合の元は有理数」というのは、「有理数の集まり(集合)の要素は全部有理数」ということを言っています。有理数を全部集めた集合が有理数集合(有理数体)だからです。 元は大丈夫ですね。
お礼
詳しい解説、ありがとうございます。理解がさらに深まりました。
- masa072
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No.1さんの方法でいいと思います。 集合の定理というのはたぶん、係数比較の際に、 「√2は有理数体の元ではない」 というところから、両辺の√2の係数と定数項がそれぞれ等しくなる(恒等式より)、ということを言えばいいと思います。 marionetさんが高校生であれば、以下の補足も見てください。 元→要素のことです。有理数集合の元は有理数です。 有理数体→有理数のこと。(体は、集合のどの2つの元を用いても四則演算ができる集合のことを言います(但し0で割ることは除きます))
お礼
言われてみるとわかることというのはこういう事なんですね…。よくわかりました。ありがとうございます。
補足
すいません、私は中学生なので、masa072さんの詳しい説明でも「有理数集合の元は有理数」の部分がわかりません…
- thedepth547
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こんにちは。 x=√2+1を、ax^2+bx+1に代入して 式を整理し、両辺の係数比較すればよいのではないでしょうか?
お礼
解説をありがとうございます、よくわかりました。
お礼
そんな定理があるとは知りませんでした(学習不足ですね…)。非常に丁寧な解説、ありがとうございます。