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車の開発
素朴な疑問です。 自動車雑誌などを見ているとヨーロッパ車は足(サスペンション)がいいというような記事をよく見かけます。 日本車は今だに追いつけない・・とか。実際、追いついているかいないか、どちらが良いかは別として、もしメルセデスの足が欲しければ、素材レベル・最小部品レベルから全て模倣すればメルセデスの足と同じ物が作れると思うのですがなぜ作らないのでしょうか? もちろん、シャーシとのバランス云々はあると思いますが、とりあえず、そこは抜きにして・・。 コスト・特許・技術者のプライド・技術力????
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質問者が選んだベストアンサー
昔H社(2輪)で技術系の仕事をしていましたが、この答えは簡単じゃ無いでしょうか。 質問者さんは、「足」を例えとして、コピー=同性能じゃないか?とも取れるのですが.. あえて足について言うと、、 >もちろん、シャーシとのバランス云々はあると思いますが、とりあえず、そこは抜きにして・・。 これが抜きに出来ないからだと思います。 陸上選手の靴はその選手の体に合わせて靴を作るのと同じで、すべてはバランスだからでしょうね。 靴や足だけ真似ても、体(ボディ)や心臓(エンジン)とのバランスがありますから、真似るなら全て真似ないとダメでしょうね。 その辺のバランス作りが昔からヨーロッパ車は上手いんだと思います。特に足回りにおいて。 F1でもエンジンメーカーや車体メーカー、運営チームとが別が多いのは、餅は餅屋だからでしょうね。 要は一部の真似だけではダメでトータル的なノウハウの集合と蓄積だと思います。 現に国産トヨタF1があんなにお金と人をかけてもまだ勝て無いし、ホンダにしても車体は昔の初代は別に今も作っていませんものね。 レースの世界においては設計思想は同じです。おなじフィールド勝つ事です。でも100%国産では勝てない。 ですから行き着く所、コストや特許は別にして、技術者のプライド・技術力、これが大きいと言うのが私の結論ですがいかがでしょうか。
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- tnt
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車は商品ですから売れてナンボの世界です。 そして、結局、ユーザー(購入者)が何を求めるかで 設計は変わってくると思うのです。 日本車は日本と北米を最大のターゲットにしています。 こちらで求められるのは 高速の直進安定性とサスペンションの柔らかさ でしょうね。 一方ヨーロッパで求められるのは 高速でコーナーを曲がったときにしっかりと それを支えるセッティングらしいのですが、 これらはサスペンションだけの問題ではなく、 車体剛性の考え方などにも影響する話です。 実際、日本製のショックアブソーバーは欧州車にも 付いています。 たとえば、トヨタ系のカヤバ工業は ヨーロッパに工場を持ち、約194億円/半年の 売上げがあります。 ですから、部品としては日本製も同等、 だけど設計思想には差があるという状態では無いでしょうか。 ちなみに、ヨーロッパ車は北米では売れていません。 ボルボの中古価格なんか、びっくりするほど安めです。 また、有名な話として、 約20年前、日産はサンタナのVWとの共同生産で 欧州車の剛性についての考え方を学んだと 言われています。 スポット溶接の数が、 日産=強度を取るために必要な数 ワーゲン=ねじれを防ぎ、剛性を確保するために 必要な数 ということで、大きく違っていたというのです。 車体がねじれる車に硬いサスペンションを付けても 無理があるだけですよね。
お礼
なるほど。と、いうことは技術的にヨーロッパ車と同じ物が作れないわけではなく、それぞれのメーカーがポリシーと戦略を持って開発しているということですね。 雑誌など読んでいると、ついつい車作りの技術と思想はヨーロッパにまだ追いついていないと、刷り込まれてしまいますね。
- E-mi
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いつだったかのルマンで、足がダメダメで空を飛んでいったのは…メルセデスだったような… テレビを見ていて、ひどい技術だなぁと思いました。
お礼
>コピー=同性能じゃないか?とも取れるのですが.. まさに、その通りの質問です。 「シャーシは別」が素人すぎる質問でしたね(笑) そうなんです、足は例えでして工業製品なんて模倣してしまえば、同性能の物ができるのでは?と、思っていました。