- 締切済み
話し言葉で判らない一部
1カミ:それで彼も手が出せなかったのかしら? ムサ:さぁてな……。この程度であきらめるような奴じゃねぇと思うが……。 「手が出せない」と「手が出ない」ほぼ同じ意味ですか? 「さぁてな……」はどういう意味ですか? 「が」の後にどんな意味合いを含みますか?省略しましたか? 2人の話:私の部下になるからには遠慮はせん。今まで以上に働いてもらうぞ。 誰が「遠慮はせん」ですか? 3同じ頃、たくらんでいる彼はひそかに罠をはりめぐらせていた。 「同じ頃」の「頃」の読み方は何ですか?形容動詞の語幹につくと、同様に読みますか? 「はりめぐらせて」の動詞は何ですか? 「はりめぐる」は辞書に載っていませんが、使われますか? 「はりめぐらす」は「はくめぐる」の他動詞ですか? 「めぐらす」は「めぐる」の他動詞ですか?他の単語は「めぐる」の他動詞として、ありますか? 4あと少しの所で戦を始める。 結局のところで人によって考え方が変わる。 「少しの所(ところ)」と「結局のところ」は一類で、相似ですか? 「のところ」を加えると、意味が変わりますか?どう違いますか? よろしくお願いします。日本語を勉強しています。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- garamond
- ベストアンサー率53% (1119/2111)
一つだけ。 「はりめぐらせて」 このように言う人が増えていますが、正しくは「はりめぐらして」です。 「はる」(他動詞)+「めぐらす」(他動詞)です。 「めぐらす」は「めぐる」(自動詞)から派生したものです。 この使役的他動詞の派生において、五段活用からの派生の場合、使役の助動詞がついた形と混同されがちなのです。 「降りる」→「降ろす」≠「降りさせる」 「尽きる」→「尽くす」≠「尽きさせる」 を間違える人はないでしょうが、 「澄む」→「澄ます」≠「澄ませる」 を間違えて、「耳を澄ませて」と言う人があります。 これは、派生他動詞が「ア列+す」であるために、「未然形+せる(助動詞)」に類推・混同されてしまうのでしょう。 困ったことに「澄ませる」は文法上あり得る形なので、「耳が澄むようにする」のだから「澄ませる」でいいじゃないかと考えがちなのです。「耳を澄ませよう♪」という歌詞があったように思います。字数の都合もあるでしょうが、「耳を澄まそうよ♪」などとしてほしかったと思います。昔の人は「耳を澄ましてお聞きなさい♪」としていましたね。 上に述べたように、上一段活用は「オ(orウ)列+す」で「未然形+させる」と全く異なるので、混同されることはありません。 下一段活用は、今のところ無事ですが、十年、二十年後には危ないと見ています。 「垂れる」→「垂らす」≠「垂れさせる」 「枯れる」→「枯らす」≠「枯れさせる」 ですが、なにぶん「ア列+す」なので、五段活用と同じ道をたどる可能性があるのです。 「水洟を垂らせて」「声を枯らせて」と言う人がちらほらありそうな気がします。「愛想を尽かす」は「尽きる」が上一段活用であるにもかかわらず、「ア列+す」であるために、「愛想を尽かせる」と言う人が出てきています。(現に「つかせる」で「尽かせる」と変換できてしまいました。) 「警鐘を鳴ら( )た」「経費を浮か( )た」「工夫を凝ら( )て」「金に飽か( )て」 括弧内に「し」「せ」のどちらを入れますか?
- toaste
- ベストアンサー率45% (5/11)
わかるところだけ回答します。 自分の他に専門家の回答があるようならそちらの回答を優先させてください。 1 >「手が出せない」と「手が出ない」ほぼ同じ意味ですか? まったく違います。 「手が出せない」は何らかの制限によって自分が関与できないという意味で、 「手が出ない」は技量が劣っているために圧倒的に不利であるという意味です。 >「さぁてな……」はどういう意味ですか? とぼけるときなどに使います。 「さて、どうだろう」という意味です。 迷いを含んだ間投詞です。 >「が」の後にどんな意味合いを含みますか?省略しましたか? 「この程度であきらめるような奴じゃないと思う」 の後の「が」は緩やかな疑問を表します。 もし続けるなら「確信はない」などの言葉になります。 2 > 誰が「遠慮はせん」ですか? 遠慮しないのは上司です。 「手加減しない」という上司の宣言ですね。 3 >「同じ頃」の「頃」の読み方は何ですか? 「ころ」と読みます。 「いつごろ」や「ちょうどいいころ」などの「ころ」と同義で時間帯を示します。 >「はりめぐらせて」の動詞は何ですか? 「はりめぐらせる」です。 >「はりめぐる」は辞書に載っていませんが、使われますか? 「はりめぐる」という言葉は使われません。 「はりめぐらす」は日常語として使われますが、頻度はそれほど高くないでしょう。 >「めぐらす」は「めぐる」の他動詞ですか?他の単語は「めぐる」の他動詞として、ありますか? めぐるは「巡る」で周囲をぐるっとまわる、といった意味があります。 「張り巡らす」は「張る」と「巡る」と使役の「らせる」の合わさった言葉と思われます。 4 >「少しの所(ところ)」と「結局のところ」は一類で、相似ですか? 「あと少しのところ」の「ところ」は抽象的な特定の位置を示します。 「結局のところ」の「ところ」は会話の上での意味的な場所を示すと思われるため、微妙に異なるように思われます。 しかし、意味的に厳密な使われ方はされていないように思います。 慣用句として扱うのがよいかと・・・。 >「のところ」を加えると、意味が変わりますか?どう違いますか? 途中に発生した物語が無効であった場合や より終着的な意味を付け加えたい場合に「のところ」をつけるような気がします。 ちなみに「結局のところで」という言い回しは存在しません。「結局のところ」までですね。
- he-goshite-
- ベストアンサー率23% (189/802)
1.「手が出せない」は(「手を出す」ことが可能でない意をあらわし,「手が出ない」はほぼ同じ意味ですが可能かどうかではなく,ただ「出ない」と言っています。 ただし,「値段が高くて手が出せない」と「値段が高くて手が出ない」はほとんど同じ意味(手を出そうとしても出ない・出せない)です。 「さぁてな……」:「手が出せなかった」のかどうか疑問であるという表現です。「さあ,どうだろうか?」と言い換えることができます。 「が」は省略して「~思う。」と言い切ってもほぼ同じ意味ですが,「思うが,あなたの考えはどうだろう」という問いかけが略されている,断定を避けた表現です。 2.誰が「遠慮はせん」ですか? このセリフを言っている人(=私)です。「遠慮はしない」と宣言しているのです。 ※「人の話:」という部分が意味不明です。 3.「頃」の読み方は「ころ」です。 >形容動詞の語幹につくと、同様に読みますか? →意味不明です。答えられません。 「はりめぐる」という動詞はありません。 「はりめぐらせて」は, 「めぐる」→「めぐらせる」(使役。他動詞です) 「はり(張り)」+「めぐらせる(廻らせる)」 です。 4. ※「一類」という意味が良く分かりません。 ※言葉に対しては「相似」という言葉を使わないと思います。(数学用語だと理解しています。)で,これも質問の意味不明。 「のところ」を加えても意味はほとんど変わりません。
- THUBAN
- ベストアンサー率49% (38/77)
まず、1つめ 「さぁてな……」とは、「さて?」ということ。つまり簡単にいうと「?」の意味で、「良くわからない」「ハッキリしない」という意味合いを含んでいます。 「が……」の後には、「思うが、本当のところはわからない。」という意味を含んでいて、つまり、「この程度であきらめてしまう奴かもしれない」ということを省略しています。 ムサの言葉をわかりやすく書くと以下のようになります。 『私(ムサ)にもハッキリとしたことはわからないが、この程度であきらめるような奴ではないと思う。しかし、それは私(ムサ)にもわからないので、もしかしたら、あきらめてしまう奴かもしれない。」 ということになります。 ------------------------ 次に、2つめ 「遠慮はせん」は「遠慮はしない」という意味です。「せん」は関西方面で使われる方言ですね。 わかりやすく書くと以下のようになります。 「私の部下になるからには、君に対して遠慮はしないぞ。今まで以上に働いてもらうぞ。」 ということになります。 ------------------------ そして、3つめ 形容動詞や動詞は、日本人の私ですが、勉強不足のため良くわかりませんが、 「同じ頃」は、「同じころ」と読み。 「同じくらいの時間」という意味です。 「はりめぐらせて」は、「張り巡らせる」で、「張る」と「巡らせる」を合わせた言葉です。 「張る」は、ロープなどを張るなどの「張る」です。 「巡らせる」は、「辺り一面に」という意味で、「周りを取り囲むように」という意味合いです。 つまり、「張り巡らせる」は、昆虫の蜘蛛(クモ)が、大きな巣を作るような、イメージです。 ------------------------ 最後に、4つめ 「少しの所(ところ)」と「結局のところ」の、「ところ」は同じ「ところ」ですが、 まったく意味が違いますね。 「少しの所(ところ)」は、短い時間や短い距離などを示すときに使われます。 例)「もう少しの所で、あの電車に乗れたのに・・・」 例)「この道を進んだ先の、少しの所に、その建物はあります。」 「結局のところ」は、 「さまざまなことがあって、最後におちついた結果」を、意味します。 例)「彼は、あれほど、もう別れると言っていたのに、結局のところ、別れなかった。」 言い方を変えると、 例)「彼は、あれほど、もう別れると言っていた。ところが結局は、別れなかった。」 という意味と同じです。 「あと少しの所で戦を始める。」をわかりやすく書くと、 (1)「あと少しのきっかけさえあれば戦を始める」とか、 (2)「あと少しの時間で戦を始める」 という感じの意味になります。 ちなみに、(1)と(2)では、意味が異なってきます。 ---------------------------------------------- 以上の感じですが、何かのお役に立てればと思います。