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東洋史の勉強について
東洋って中国、モンゴルなどアジアのほとんどが含まれていますよね?東洋史について広く浅くでもいいですので勉強できる本を教えてください。
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- yashi1
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断然オススメなのは、杉山正明『遊牧民から見た世界史』(日経新聞社、2003、文庫版)です。中華世界にどっぷり浸かって迷走するよりは、まずは大陸全体を俯瞰できるものから入った方がよいと思います。その先に広がるのは、現在の西洋偏重世界史教育・東洋史専攻(自分もですが)にありがちな中華思想を覆す豊かな世界観・歴史観です。
- murakumo
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10syuuさんはたぶんこういうことを言っているのではないでしょうか?→「東洋の歴史を知ることのできる概説書はありますか?」と。 それでしたら、少々古い本になりますが、人物往来社(だったと思うのですが・・・)から『東洋の歴史』という本が全13巻(と記憶しておりますが・・・)で出版されていたと思います(著者は有名な宮崎市定先生など)。おそらく、近所の少し大きい図書館に行けば見つかるはずです。 それと、No1の方が答えているように「東洋」の概念などについて自信はそれほどございませんが、説明いたします(No1の方の補足と修正意見も)。 まず、「東洋」と言う言葉ですが、これを作ったのはヨーロッパの人だといいます。それも近代以降(ヨーロッパ諸国がアジア世界を植民地にし始めた頃)のようです。ヨーロッパがアジア(「東洋」とは異なる概念、こちらの方が古い言葉)を支配しようとする際、歴史を知ることが有利と考えたためであるようです。そして、「東洋」とは、「西洋」以外の地域と考えられています。そのため、最近ではアフリカや南アメリカも「東洋」と考える学者もいるようです。 「歴史」についてですが、No1の方が言うように歴史学とは「歴史史料に基づく学問」と言えると思います。そしてなぜ中国史がアジアの歴史の中心となっているように感じるかと言うと、昔アジアは中国を中心に考えられていたこと、それと中国のいわゆる「歴史史料」がたくさん残っているからだと思われます。 もし、歴史を本当の意味で研究したいのであれば、歴史学を学び、史料から歴史を考えるということになると思いますが、広く浅くであれば、かつて著名な先生方が記した概説書を読むのが良いと思います。いまでは、歴史を知る第一歩はこういった概説書であると思います。
- liar_adan
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回答にはなっていないのですが… >東洋って中国、モンゴルなどアジアのほとんどが含まれていますよね? これは、「そうです」とも言えるけど、「違います」とも言えるのです。 現代の我々が考える「歴史」とは、「過去の人の活動のすべて」です。 しかし、昔は「歴史」とは必ずしもそういうものではありませんでした。 今でこそ、考古学とか、社会史とか、歴史学のいろいろな分野がありますが、 昔の「歴史」とは、ほとんどが、「歴史書として書かれた本を読む」ことでした。 「歴史書」の蓄積は、 西洋では、ローマ帝国から、現代ヨーロッパまでの歴史。 東洋では、中国史。それらが中心になっていました。 それらを基礎に、現代の「西洋史」「東洋史」ができています。 だから、 「西洋史」→「ヨーロッパの歴史、ついでにその周辺」 「東洋史」→「中国の歴史、ついでにその周辺」 というのがもともとの成り立ちなのです。 というわけで、 東洋史は、客観的な(中国以外の国も平等に扱う)ものではなく、 「東洋史を学べばアジアのほとんどの歴史について学べる」 というものではないのです。 おそらく、全アジアを客観的に記述しようとした本はあると思うのですが、 それはよくわかりません。 実用的には、まず十八史略(中国歴史のダイジェスト)などを読み、 周辺の歴史は、それぞれ本を探して読んでいく、とした方が早いのではないかと思います。