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この問題の考え方は?(日商簿記3級)
問題:次の期末修正事項によって解答用紙の精算表を作成しなさい。 利息未払い分 ¥600 家賃前払い分 ¥300 支払い保険料の未経過分が¥450 というようなとき、修正記入欄になぜ払ってないのに支払い利息として貸方に600として貸方に600とするのか?(家賃も) 未経過分とはどのような意味なのか?又同じくどう考えて借方、貸方にかけばいいのか考え方を教えて下さい。
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簿記では、費用の発生と、お金の支払いは分離しています。 "費用の発生"は日常の暮らしでは"お金の支払い"と同時なので、それが別々という発想があまりないです。 例えば、家計簿では、家賃を払ったら家賃払った 現金支出100,000 ですが、簿記では、その家賃がいつの費用なのかというのが重要で、 来月分の家賃だったら、今月の費用ではないのです。なので、 3/31 前払費用(BS)100,000/現金(BS)100,000 で、来月になったら、 4/01 家賃(PL)100,000/前払費用(BS)100,000 として、費用計上します。 前払費用はBS勘定,家賃はPL勘定です。PL勘定が計上されていると、収支に影響します。 簿記ではPL勘定を集計して、期間損益を把握して利益が出たのか損失が出たのか計算しています。 来期の費用を先に払ったせいで今期の収支が悪化するのはおかしいです。 そのため、前払家賃(BS)に振り替えて、PL(費用)から除くのです。 利息は、借金とかしてて払うわけですが、これも今期の費用です。 今期お金を借りていたため発生した費用です。 その分を、まだ払ってないからという理由で来期回しにすると、来期の収支に影響します。 それはおかしいので、今期で費用計上(支払利息(PL))して、未払金(BS)にします。 3/31支払利息(PL)600/未払支払利息(BS)600 実際に払ったら、 4/0x未払金(BS)600/現金(BS)600 です。両方ともBS勘定なので来期の収支には影響しません。 未経過分とは、まだ到来していない期間のことです。 保険料は、まとめて払ったほうが安いこともあって、年払いとかにしていることが多いです。 しかしそれは保険の始まった日から、1年後までの分の、1年分です。 4/1に保険契約をするということはないので、たいてい保険の期間が来期にまたがります。 保険の効力があるのは来期なのに、その費用を今期が持っていて収支を悪化させているのは変です。 なので、PL(支払保険料)から来期分(未経過分)を除き、BSに計上します。 この場合は、この前に、1年分払っているという前提があります。 m/dd支払保険料(PL)xxx/現金(BS)xxx 1年分xxx円払ったのですが、そのうち450は来期分だった!というわけです。 3/31前払保険料(BS)450/支払保険料(PL)450 4/01支払保険料(PL)450/前払保険料(BS)450 前払保険料,支払保険料 言葉は似ていますが、BS,PL勘定であることが大きく違います。
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- peg93
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B/S…貸借対照表の勘定科目 P/L…損益計算書の勘定科目 と考えてください。 #1の方と似たような説明になってしまいますが、私はこのような考え方をしています。 ■利息未払い分 まだ支払っていないだけで、その会計期間の費用である。よって、後で支払わなければならない債務ができた。(未払利息:負債) ■家賃前払い分 次の会計期間の分の家賃を先に払ったので、来期には払わなくてよい権利ができた。(前払費用:資産) ■支払い保険料の未経過分 例えば、まとめて2年分などを支払ったが、まだ1年しか過ぎていないので 来年(未経過分)は保険料を支払わなくて良い権利ができた。(前払保険料:資産) 会計期間をまたがって支払うお金をそのままにしておくと P/L(損益計算書)がおかしいことになるので、利益に影響が出ないように B/S(貸借対照表)にいったん勘定科目を変えて、期を越すのです。 これは大切な考え方なので、説明がわかるまで何回も読んでみてください^^
お礼
有難うございました(^_^)すごくわかりやすかったです。ところで、もうひとつ質問させてください。貸借対照表と損得計算書ではどちらにかけばいいのかその区別の仕方としてわかりやすい考え方はありますか?
お礼
ありがとうございました。ところでBSとPLって言葉の意味はわかるのですがどのようにこの場合どのようにかんがえるとわかりやすいでしょうか?