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簿記3級・再振替のタイミングについて
- 簿記3級・再振替のタイミングについての質問です。不正解の原因は再振替のタイミングを見誤ったことです。
- 再振替は期首試算表ではなく、決算整理前残高試算表で行うべきです。
- 期首試算表には再振替したものは記入しないため、解答の参考にはなりません。再振替のタイミングには注意が必要です。
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こんにちは。 >「期首試算表」には再振替したものは記入しない、ということをどう判断すればよいのでしょうか?// タイミングとしては期首=前期末です。ですから期首試算表=前期決算整理「後」残高試算表から損益項目を除いたもの、ということになります(損益項目は前期決算整理後残高試算表から前期の損益計算書のために抜き出されていますから期首には金額の記載がありません)。この段階では当期の仕訳は一切反映されていません。従って期首試算表の借方には前払家賃8,000が計上されており、貸方には未払利息4,000が計上されています(質問中の表には「未払家賃」と記載されていますが、「未払利息」ですよね)。 そして期中取引の仕訳を切る前に先ず再振替を行ない、前払家賃や未払利息といった経過勘定が0になる(貸借等しくなる)ようにし、その相手方勘定科目として支払家賃や支払利息を計上する仕訳を切ります。これが、 >再振替をいつ行えばいいか// への回答です。前のご質問(「簿記3級・勘定記入問題の損益について」)にて再振替仕訳を期首の日付で行なっていますよね。それでいいのです。ただ期首試算表はその再振替仕訳よりも前のタイミングの表なのです。まだ前期末のまま手付かずの状態が期首なのです。 >解答を参照したら、再振替は、「期首試算表」ではなされておらず、「決算整理前残高試算表」で再振替の処理がされていました。// とありますが、もしその解答に仕訳を切った日付が書いてあったら平成4年10月1日になっているはずです。解答・解説の「決算整理前残高試算表」作成時に再振替仕訳と期中仕訳が一緒になって書かれているのではありませんか?1年分をまとめて記載しているだけで、期末に行なうものではありません。 ところで、<私が書いた不正解だった解答>の期首試算表をみると、rose_belleさんはこの段階で既に再振替仕訳を行なっているのに、前払家賃や未払利息の貸借が等しくなるように計上されていません。これを見ると、前期末の試算表、つまり前期決算整理「後」残高試算表での前払家賃や未払利息がどうなっていたのかということへ思い至っていないように見えます。 前期と当期は連続しています。損益項目は前期決算整理後残高試算表から抜き出されていますが、その他の項目(貸借対照表に記載される項目)は前期末(決算整理後)から手付かずのままで当期首へと引き継がれるのです。T字勘定で言えば、「次期繰越」と金額を記載して締め切った勘定科目は期首にて「前期繰越」を記載してまた同じ金額から始まるのです。
お礼
Major123さま、改めて御礼申し上げます。 期首試算表は、「前期末」の状態をあらわすのですね。 この問題のなかで最大の疑問点が解決し、大変助かりました。 Major123さまの仰る通り、前の質問(「簿記3級・勘定記入問題の損益について」)で、再振替仕訳を期首の日付で行なっていて、再振替は期首にするものだ、という考えから、再振替は期首に行うのだから期首試算表には再振替したものを書くのかな?と思ってしまいました。 また、恥ずかしながら、前期決算整理「後」残高試算表での前払家賃や未払利息がどうなっていたのかについては全く考えが及んでいませんでした。 2問にわたり、すばらしい解説をしていただき、大変感謝しています。本当にありがとうございます。心より御礼申し上げます。
補足
Major123さま、お答えくださりありがとうございます。 >(質問中の表には「未払家賃」と記載されていますが、「未 払利息」ですよね)。 はい、「未払家賃」です。私の打ち間違いでした。 失礼致しました。 訂正してくださりありがとうございました。 これから、Major123さまのお答えをじっくり拝読させていただきます。