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CRTとLCDの色再現性について
今ディスプレイについて勉強しているのですが、CRTとLCDの色再現デバイスとしての色再現の特徴(長所、短所)がいまいちはっきりしません。またLCDの色再現性を改善するにはどのような方法があるのかおしえていただけないでしょうか?
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CRTとLCDの色再現性の違いは発光原理にあると思います。ご存じの通り、CRTは電子ビームを蛍光体に照射して発光させることで色を作り出しています。つまり、CRTの色再現性は蛍光体の発色性によります。現在、CRTの方が色再現性が高いのは『たまたま』特性のいい蛍光体が見つかって使用されているからです(もちろん、見つけたのが開発の成果ですが)。余談ですが、東芝とキヤノンが開発しているSEDはCRTと同じ蛍光体を使用することで、色再現性の優位さを維持しようとしています。 LCDは透過型の色フィルタによって、色づけしています。したがって、色再現性を改善するにはまず第一に、適切な分光透過特性を持った色フィルタを使うことだと思います。色フィルタはたぶん安価な吸収型だと思いますので分光特性は物性の問題となり、『たまたま』いい色素を見つけられるかということになると思います。 LCDについては、階調が本当に出ているのかという点での色再現性に疑問も感じているのですが、こちらは専門外なので私も教えて欲しいです。
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- kamasai
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回答No.2
LCDの場合、バックライトの分光特性も関係しますね。 現実的ではないと思いますが、バックライトに半値幅の狭いR,G,BのLEDかレーザーを使ったら、カラーフィルターの特性の影響を受けないものができるのではないでしょうか。
お礼
丁寧な解答ありがとうございました。参考にさせていただきます。