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「フライパンで焼かれて」について
私は「フライパンで焼かれて」についての文章を読んでいます。分からないところがあります。教えてくださいませんか。お願いします。 私が自分の車に歩みよるにつれ、背後に控える施設の巨大な灰色がかった建物は、雪にかすんでその色合いをぼかしていた。私は家路をさして帰ろうとしていた。一日の仕事としては精いっぱいのことをした、と私は思ったのである。けれども、私は家路をさして車を進めたわけではなかった。 ハンドルの後ろに坐して思いにふけったとき、あたり一帯にある丈高い街灯が、まるで物言わぬキリンのように私の頭上で明滅した。私は、川を越えると、山手の方へ向かって車を走らせた。 やがて、私は、空地や板をつぎはぎしたドアや、ペンキのはげた店や、崩れかかった建物のある区域に入った。 その一画はその後変わったかもしれない。だが非常段階が交差するピンク色の石造建築は、元のままだった。そこには私が記録で読んだパン菓子屋があった。事件が起こったのはそこなのだ。 質問(1)「だが非常段階が交差するピンク色の石造建は、」非常段階はどこをさすのですか。どのような場所ですか。
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非常階段は「ピンク色の石造建」(建物)の外側に設置されています。事件のあった建物ですね。 非常階段の「交差」は、踊り場を挟んで進行方向を入れ替える、ジグザグの形を表わしていると思います。 この「ピンク色の石造建」は、「空地や板をつぎはぎしたドアや、ペンキのはげた店や、崩れかかった建物のある区域」にあります。 映画の1シーンのように、広い風景の中から事件のあった「ピンク色の石造建」をだんだんと浮かび上がらせていますね。 ご参考になれば。
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- Lt_Cmdr_Data
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リチャード ダンブロジオ (著)、 関口 英男 (翻訳)、2000『ローラ、叫んでごらん―フライパンで焼かれた少女の物語』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062564114/koharusweb-22 訳書ですよね。 原文にあたらないと、確実なことはいえません。 私の推測ですが、onlyが使われていて 「ローラの唯一の家であった建物」 →「ローラにとって、唯一の家だった建物」 ではないかと思われます。(可能性は他にもありますが) 前後の関係もわかりませんが、「ローラ」には他によりどころがなく、その家だけが居場所であったことを示していると思います。 他に居場所がないため、虐待を受けても逃げるところや選択の余地がないことを示しているようです。さらには、虐待が行われていた現場としての閉塞性を強調した表現のようにも感じられます。 一方、「だった」ということから、現在はその家には住んでいないことを示しているようにも思われます。 同時に、現在では、選択の機会があることも言外に匂わせているのかもしれません。(現在は自由であること) いずれにしても、訳書は原書にあたることが基本ですので、この回答は外しているかもしれません。 また、私は、この本を読んだことがありませんので、間違いがあれば、ご指摘ください。
お礼
ローラの唯一の家であった建物」 →「ローラにとって、唯一の家だった建物」 ではないかと思われます。 以上の御解釈をみてすぐ分かりましたよ。すごくすごく役に立ちました。教えていただきましてほんとうにありがとうございました。
- AloneAgain
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こんばんは。 >非常段階はどこをさすのですか。どのような場所ですか。 非常「段階」になっていますか? 非常「階段」ではないでしょうか? ------------------------------ 「非常階段」でしたら・・ 火災や地震などの非常時の場合、避難するために設けられている階段のことです。 ------------------------------ 日本語を勉強していらっしゃるのでしょうか? がんばってくださいね。
補足
早い回答ほんとうにどうもありがとうございました。 ところで、この石造建物は非常段階が交差するところに立てられたのですか。「非常段階が交差する」は石造建物の連体修飾語ですね。 御解釈の中の階段の意味は壇梯子の意味ですか。よく分からないのですがまた教えてください。よろしくお願いいたします。
お礼
分かりやすく教えていただきましてどうもありがとうございました。私は何回も御解釈を読んでやっと分かりました。すっかり分かりましたよ。とてもうれしいです。 ほんとうにありがとうございました。