アメリカに36年住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。
これはただの間違いと見ていいと思います。 特にもししその文章でsimilarlyと言う意味で使われているらしいと言う事であればなおさらです。
これに関連して二つのことがあるとおもいますので書かせてくださいね。
まず、指の動きが無意識的にそのように綴ってしまう癖がついてしまっている、スペルチェックをしなかったためその間違いが浮上しなかった、そのスペルが正しいと思い込んでいる、などの理由でこの現象が起こったのでしょう。
スペル間違いはスペルを厳格に学校で覚えてきた日本人からみると思ったよりたくさんあります。 それが存在することを暗に認めているのがspell checkerというソフトなんですね。 これは非ネイティブだけが使うものではありません。 それだけ英語圏の人ですらスペルミスをするんですね。
だからといって英語圏の人はおかしいともいえないと思います。 (英語圏の人を弁護しているわけではありません)
日本人のどれだけの人が絶対に漢字を間違えないと言える人がいるでしょうか。 学校でこれでもかこれでもかと学習しているにもかかわらずです。 教養人でもしかりですね。
このことが次の考えに繋がっていると思います。
私にはいつそうなったのかわかりませんが、colourなど、uが入った単語がアメリカではcolorとuが抜けていますね。 centreなどのreがcenterとerにこちらではなっています。 これはこちらのある権威のある人や団体(政府も含めて)がアメリカ英語なんだからこうスペル必要がある、と強制した事ではありませんね。
何かの理由で誰かがこうスペルし始めそれが定着したと考えていいものだと思います。 定着するだけの理由がどこかにあったと思います。
しかしなんであろうとスペルは変わったのです。 間違ったスペルだと言われた時が必ずあったはずです。 変わりつつあったときにはかなりの反抗もあったはずです。
丁度今日本でラ行変換が「間違って」いるとまだ言う人もいるでしょう。 数年前は「全然」と言う単語は否定文にしか使われないんだと主張した人もいましたね。 しかし、良く調べてみるとこれは大正頃(?)に否定文だけに使われるようになってしまいそれまではちゃんと肯定文にも使われていた事が知れ渡るようになり今では批判する人もいなくなりましたね。
言葉と言う物は何かの理由で変るものです、それがスペルであろうと文法的なものであろうと発音ですら時代の流れによって変わってきますね。 もちろん、一部の人たちの間だけで使われ次第に廃れる物もあります。 流行語なんかもそうですね。 そして、それが間違いだと主張する人はいつでもいるわけです。
さて本題のスペルですがこのスペルが「正しい」とする人はまずいないと思います。 そして私はこのスペルがacceptable spellingになる可能性は非常に低いと思います。
しかし、「まっいいか」と言う姿勢はあると思います。つまり、これを読んだ時にこんな単語ってあるのかな、と感じるよりも、これはsimilarlyのよくあるスペルミスだ、と感じるわけです。 感じられると言う事も一種の英語力のひとつとも言えると私は思います。
この質問をしたお陰で、Rossanaさんだけでなく他の閲覧者さんたちもよりネイティブの英語力に近付いたと言う事であると思います。 今度この単語に出会ったらすらっと読み流してしまう事と思います。
「おかしな日本語」と言うタイトルの本を読んだ事がありますが、そこには数知れない漢字の誤用、またその誤用がいつの間にか「使える漢字」になり、そのいくつかは「正しい」とされる漢字になってしまっている例がかなりあった事を覚えています。
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
お礼
回答ありがとうございます。アメリカに36年とは凄いですね!!アメリカに行ってみたいとは少し思いますが、飛行機が墜落したら、銃撃に巻き込まれたらっていろいろと不安で外国へいきたくない病で住むなんてもってのほかと思っている日本大好き人間の僕とは大違いですね。やっぱり本当に英語を身につけるなら住まなきゃダメですね。こんなんじゃこれからのグローバル社会で生きていけるのやらf(^^;)なんだか凄く説得させられてしまう文章でした。じっくり読んでみてとってもとっても勉強になりました!!