(再)著者と題名を探しています
ハードカバーが外れ前後数ページ、中もところどころページが破れかなり傷んだ
小説を入手しました。
少年は高校生で父親はA級戦犯でたぶん死刑になっています。
弟は小次郎といいとても明るい活発な小学生です。
姉は大学を出たばかりの若き女医です。母親は田舎の実家にいるようです。
少年はある日赤坂見附で若くて美しい女性と偶然知り合いになります。
若い女性は仕事はよく分かりませんが銀座に事務所のような
ものを持っています。彼女には兄がいてかなり名の通った画家のようです。
筋は赤坂見附、三宅坂,千鳥ケ淵での少年と女性との一期一会の不思議なデートが主流で、
彼女はある物語を少年に語って聞かせるのです。それは沖縄の西表島での彼女の
体験談のようなものですがとても長い話です。
その話の終わる時が二人の別れる時です。最後のデートで二人は初めて出会った日を
「復活の日」と定め再会を誓い合いその証として身体の同じ場所に
小さなタトゥーを入れます。そして、お互いの名前も住所も明かさぬまま別れます。
少年と若くて美しい女性との宿命的な出会いと別れそして信頼と希望。
究極のプラトニックラブストーリーのようでもありファンタジー小説のようでもあります。
著者と題名に心当たりのあるかたぜひ教えて下さい。
前回は確実ではないので書きませんでしたが文中の書き込みから著者は
芥川賞作家らしいのです。
お礼
どうもありがとうございました。サイトも参考になりました。「小学校の教科書」は記憶違いで、中学校だったのか…。