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Jの音価

Jという文字ほど言語によって 音価が違う文字もないと思います。特にスペイン語では ハ行の音に近くなりますよね。ポルトガル語もフランス語も ジャ行の音に近いのに なぜ スペイン語だけが特殊な音なのでしょうか?どういう変遷を経て音が変化したのでしょうか? 17世紀あたりは「シャ行」に近い音だったと思いますが、いつごろから現在の音になったのでしょうか?

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noname#118466
noname#118466
回答No.3

martinbuhoです。下記に中途半端な回答をしましたので気になり、今朝少し調べて見ました。おぼろげに分かってきたのはつぎのような経緯です。 ラテン語アルファベットには現代のJがなかった。 Jの音はi,v(I,V)で表記するあいまいな半母音だった。ラテン語からロマンス語が発展する過程において、このあいまいな音とつづりが各地で別々に表記され、異なる音素のようになったのではないかと思われます。 スペイン語のJは強い摩擦音が意識され、弱い音はYで表記する方向へ発達したようです。LLでY音を表記する場合もあります。こうして見ると欧州語でジャパン、ヤーパン、ハポンなどと発音される理由が分かるような気がします。エスペラントではJ(ヨー)とJに字上符(^)をつけたJ^(ジョー)があり、欧州で好き勝手に発音(表記)されている古代ローマの音をザメンホフは苦労してこのような工夫で解決したようです。 蛇足ながらスペイン語の一文字表記LLとN~(エニェ)は 他の欧州語では苦労して2~3文字を使って表記しています。 フランス語 il, gn ポルトガル語 ih, nh イタリア語  gli, gn 英語  ly, ny 現代スペイン語を音素重視で正しく表記するためには 53文字が必要となるそうです。他の言語も大なり小なり似ているのではないかと思います。Xの発音などは紛らわしい代表です。 参考書 "Diccionario de la Lengua Espanola" Real Academia Espanola "Diccionario gramatical y de dudas del idioma" 『中級スペイン文法』白水社

noname#27172
質問者

お礼

再び回答ありがとうございます。 Jの起源はIから派生して、ヤ行の音を表していたそうですね。スペイン語のllは イタリア語のglやポルトガル語のlhに近い音で発音する人よりも、「ジャ行」に近い音で発音する人の方が多いように思えます。

その他の回答 (2)

noname#118466
noname#118466
回答No.2

説得力のある資料は持ち合わせていませんが参考までに・・・ 1.スペイン語にはアラビア語の語彙が地名を含めると約4,000語あるといわれます。分野は多岐にわたっていますが行政、土木建築、化学関係が多いようです。多くの単語はアラビア語の定冠詞Alと共に取り入れられています。alcalde, algodon, aldea, alcantarilla 勿論冠詞なしで取り入れられた単語も多数あります。tarea, tambor, marfil, azulejoなど。 2.スペイン語はローマ時代、西ゴート時代を通じて ある程度言語として固まっていたので、711年以降アラビア語から多くの語彙を取り入れたものの、漢語が日本語の文法や発音まで変えなかったように、スペイン語の音素にないものをそのまま取り込むことはしていないようです。従って今日アラビア語系といわれる語彙は発音もつづりもスペイン語化されているわけです。 3.ロマンス語間の発音と綴りの変化はローマ時代から15-16世紀に夫々の国語として独立(成立)するまでの変化をトレースする必要があります。お互いに変化して今日の姿になっているのですから。 4.スペイン語のJの歴史を述べた参考書があるかどうか知りません。しかし、アラブの侵略以前に既にmugier mujerなどと綴られていたようなので、Jとアラブ語は特に関係ないようです。 5.現在の人名に見るJはヘブライ語、ラテン語、バスク語などが多く、アラブ系は寡聞にして知りません。 ヘブライ系:Jacobo, Jesus, Joaquin, Jose ラテン系:Julio バスク形:Javier(Xavier) これを機会にもう少し勉強します。

noname#27172
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

  • hakkoichiu
  • ベストアンサー率21% (250/1139)
回答No.1

素人で未だ修行中の者です。  間違っていたらご容赦下さい。 らくだ(英語で”Camel")を中近東では 「はまる」「はめる」「はなる」「はねる」の内のどれかのように聞こえる言葉が対応すると言うようなことを聞いたことがあるのをおぼろげに頭の中に残っています。   その時耳についたのが 現在の”J"の音("ge","gi"の"g"に共通する音)、言い換えれば丁度咳をするとか、少し品が落ちますがまるで痰を吐き出す時の音と似ている気がしたのを記憶しています。 それで考えたのですが、スペインは数百年前アラブ民族に侵略されてアラビア文化、アラビア語に影響を受けてそれが今も”J"の発音に残っているのではないのでしょうか。 "el" か"al"か忘れましたが、どちらかはアラビア語から来たと聞いたこともあります。  「アルカリ」(”alcali")、「アルコール」("alcohol")等はアラビア語起源のスペイン語と承知していますが、  これらの言葉と一緒にスペイン語に入ってきたような気がしてなりません。 一度この角度でお調べになればご疑問の鍵に近づく可能性もあります。  結果が出たらご教示下さい。   私も最近イスラエル人と知合いましたので、今度会うとき人にヘブライ語、アラビア語との関連を尋ねてみます。  

noname#27172
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 スペイン語を初めて学習する人にとって Jの音は誰でも少し意外に感じますよね。

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