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高校世界史:中国皇帝の高祖などの呼び名について

前漢の劉邦は「高祖」、唐の李淵も「高祖」と言います。 また唐の李世民は「太宗」で、宋の第二代も「太宗」です。 一代目が高祖なのかと思っていたら、北宋の初代皇帝は「太祖」です。 これらの呼び名には、何らかの規則性があるのでしょうか。 素朴な疑問なのですが、よろしくお願いします。

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  • kuma-ku
  • ベストアンサー率54% (1558/2845)
回答No.1

こんばんは 「高祖」は「廟号(びょうごう)」と呼ぶものだそうです。 --------- 「太祖」「高祖」、「文帝」「武帝」は、その皇帝の本名ではありません。 皇帝とて人の子、一般人と同じように、名は持っております。けれど、先に述べたように、名前は君主か父でないと呼べないもの、 皇帝の本名など誰が呼べましょう。ちなみに一般庶民は、皇帝の本名など口に出してはいけないどころか、書いてもいけない。同じ名をもっている人や資料に使う熟語まで、別の「漢字」を用いることになります。 古代中国ではその人が亡くなると、その生前の行いによって呼び名を決めました。これを「諡(おくりな)」といいます。 日本の仏教の戒名に似ていますね。ですが、大きく違うことは、死者の本名を「諱(いみな)」といい、生きていた当時の名前を呼ぶことは嫌われていたいうことです。その人が死んでからは、「諡」で呼ぶごとが通例だったのです。 皇帝とて例外ではありません。通常「漢の武帝」と呼ばれる劉徹(本名)は、諡号を孝武皇帝、廟号を世宗といいます。「孝」の字はどうなっちゃったの?と思われるかもしれませんが、漢の時代は儒教重視であったため「孝」の字がつけられたようです。漢の景帝や元帝も正しくは、「孝景皇帝」「孝元皇帝」が諡号となります。 さて、皇帝を指す太祖とか高祖とかいう語句は、「諡号」ではありません。これを「廟号(びょうごう)」といいます。 身分の高い人が亡くなると、廟を建てて尊像や位牌などを安置して礼拝します。その場合におくる名前を「廟号」というのです。 中国史では、皇帝は初代、二代を廟号で呼び、それ以降の皇帝を諡号で呼ぶのが一般的でしたが、唐以降、すべての皇帝を廟号で呼ぶようになりました。

参考URL:
http://www.c-able.ne.jp/~s-town/azana.htm
coffeebeat
質問者

お礼

どうもありがとう御座いました!! 参考URLも読みました。 名前についての日本との違いが、かなり勉強になりました。

その他の回答 (1)

回答No.2

> これらの呼び名には、何らかの規則性があるのでしょうか。 廟号の規則性ですが、初代を○祖、二代目以降を○宗とするのが普通です。 廟号とは皇帝の死後、霊を宗廟に祭る際に付ける称号です。 日本でも初代の天皇は「皇祖」二代目が「皇宗」のはずですよ。

coffeebeat
質問者

お礼

どうもありがとう御座います!! 今まで、この廟号について知らなかったので、不思議に思いつづけてきたのですが、これで納得できました。

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