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「五右衛門」の「右」

こんにちは。 今英語を勉強しているんですが、英単語には読まない文字が含まれていることが多々ありますよね('knight'の'k'など)? それに比べて日本語は特殊な読み方(「土産」など)を除いては漢字をそのまま読むことが多いと思います。 しかし、タイトルの通り「五右衛門」の「右」は読みません。昔は読んでいたと聞いたのですが、本当でしょうか?それはいつごろまでそうで、どのような読み方だったのでしょうか? また、これ以外にも読まない漢字を含む日本語の単語があれば教えていただけないでしょうか? もし、そういったことの載っているサイトがあれば教えていただけたら嬉しいです。 どうぞ、よろしくお願いします。

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回答No.3

>「東市正」でイチノカミ そう言えば、毛利家の江戸留守居役・福間彦右衛門も、正確には彦右衛門尉だけど、「尉」は読まないし省略すると本で読んだ事があります。 石川五右衛門は「五右衛門尉」とは名乗らなかったでしょうが、○○衛門で思い出したので追記します。 大名の名乗りも、紀伊守・摂津守は「きのかみ」「つのかみ」と披露されるけど、他の「○○守」は単に○○と披露されたみたいです。 「大監物」もただ「けんもつ」と呼ばれたそうです。 ============ kankasouroさん、御指摘感謝致します。 尚、私の質問にも何度も御回答頂きありがとうございます。

granules
質問者

お礼

御礼が遅くなり大変失礼しました。 ♯1でのリンクありがとうございました。最初に自分で探さなくてはだめですよね。 私は日本史がまったく駄目なのでとても勉強になります。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

 ♯1さんの参考URLで半分くらいは正しいのですが、間違っているところがあるので訂正しておきます。右衛門はもともと「うゑもん」と発音されました。英語ふうに書くと[u-we-mon]です。人名の場合は、右の上に「五」などがつくわけですが、日本語には古くから「語中・語尾にある母音はほかの母音とくっついてひとつになってしまうか、発音のなかで摩滅してしまう」という傾向があります。「ごうゑもん」の場合、ウという母音が語中にぽつんとあるのが日本語として非常に不安定なために、いつの間にか欠落してしまうわけです(それゆえ、漢字の読みかたとしては「土産」の類と似たようなものです。「鼻血」を「はなじ」としたり、「不知火」を「しらぬい」としたり、語源や起源と関係なく、現在の発音を適当に字にあてているだけのことなのですから)。ですから「五右衛門」はゴエモンですが、右が語頭にある「右衛門督」はウエモンノカミと発音します。このような現象がおこったのは、右衛門を「○右衛門」のかたちで人名に使うことが一般になった戦国末期以降のことではないかと思います。  漢字表記の例はあまり多くないと思いますが、例えば「荒磯」をアライソではなくアリソとする歌ことばなどはこの例です。どう発音したのかははっきりわかっていませんが、万葉集の時代から、語中にアイウオの母音が単独である場合は、前の語の母音と融合して一音になるために、表記上六文字であっても五文字で発音されたようで、このために歌の世界では「アイウオを一字含む場合は字余りとしない」という特例があるほどです。  ちなみに以上とはまったく別の話ですが、読まない漢字の例としては、「東市正」という平安時代の役職を「イチノカミ」と読むことがあります。ほんとうはヒガシノイチノカミだったのですが(東の市場の長官)、対になる西市が平安京にはなかったために、市=東市、市正=東市正となって、「東市正」でイチノカミと読むようになったのだそうです。

granules
質問者

お礼

御礼が遅くなり大変失礼しました。 詳しく説明していただき、とても参考になりました。 日本語でも読まない漢字が結構あることに驚きました。 どうもありがとうございました。

回答No.1

下記質問が参考になると思いますので御覧下さい。

参考URL:
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=807425