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「登」の読み方について
登山は「トザン」 登坂は「トハン/トウハン」 登校は「トウコウ」 など、「登」には「ト」とよむ場合と「トウ」と読む場合がありますが、どのように使い分けているのでしょうか? もし、「こういう意味に使うときはトで、それ以外はトウ」などのように、明確な理由がありましたら、ぜひ教えてください。
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登山の「登」を「ト」と読むのは慣用音です。もとの中国語では、この「トウ」の「ウ」は鼻音(ng)で子音ですから、省略するわけにはいきません。省略するのは、日本人が発音しやすいようにした日本的な変化です。 この「ト」がでるのは、古くからよく使われてきた語か、歴史的な語で、すこししかありません。「登山」「登城」「登営」「登坂」「登攀」くらいでしょうか。後ろ二者は「トウハン」と読む人が多いと思います。
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- blackdragon
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#1です。 間違えました。 音・呉・漢とも、トウのようです。 トは、慣用音のようです。 ということで、 「一般的には、トウだが、慣用的に(読みやすさなどから?)トと読むこともある」 ということでしょうか。
お礼
なるほど。基本は「トウ」なんですね。車を運転していて「登坂車線」に出会うたびに妻と議論になってました。これでスッキリしました。ありがとうございました。
- blackdragon
- ベストアンサー率35% (428/1222)
使い分けわわかりませんが、漢字源によると、 音:ト 呉・漢:トウ となっていますので、中国の異なる時代の読みに基づいているようです。 なので、どの時代に日本に入った単語かによるのかもしれませんね。あとは、どちらの方が言いやすいかということもあるでしょう。登場なども、「とじょう」とも読むようですが、現在では、「とうじょう」としかいいませんよね。 ということで、音読みである「とう」が使われることが多いが、歴史的な理由や、読みやすさで「と」が使われることもある、といったことでは無いでしょうか。
お礼
自分でもネットで色々調べてみたのですが、中国語までさかのぼる知識がなかったので、全然分かりませんでした。「登山」があるので「ト」と読むものもたくさんありそうなイメージだったのですが、ほとんどないのですね。分かりやすい解説ありがとうございました。