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「しておる」が続くと違和感が感じる動詞
いつもお世話になっております。 「している」の謙譲語「しておる」についてお伺いします。「しておる」は「お待ちしております」や「楽しみにしております」などの文には使うと、自然なんですが、すべての動詞には適用するわけではないでしょうね。「しておる」を使うと、違和感が覚える動詞もありますね。どんな動詞は「しておる」が続くと不自然なのか、教えていただけないでしょうか。 日本語を何年間も勉強していますが、まだまだ文章がうまく書けません。質問文の中で不自然な表現がありましたら、それも併せて指摘していただければ助かります。 宜しくお願い致します。
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割り込みすいません。 > 私は昨日のこの時間にあなたに手紙を書いておりました。(自然) > 私は昨日のこの時間に私たち高校時代の先生に手紙を書いておりました。(自然) > 私は昨日のこの時間に妹の先生に手紙を書いておりました。(不自然) > 私は昨日のこの時間に日記をつけておりました。(不自然) すべて自然です。ある状態の場合に使用されて、の条件付きですが。 ある状態とは、話している(あるいは書いた)私が、聞いている(読んだ)誰かに敬意を払うべき状態のときです。聞いている(読んだ)誰か、は文中に登場するわけではないですよね。するかもしれませんが、それはたまたまです。 上記の4つの文で、謙譲の関係として注目すべきは、「私は~おりました」だけです。そして「私」は、この文を読んでくれる「誰か」に対して、へりくだることによって敬いの気持ちを伝えています。 ・私は石ころを眺めておりました。 (これも自然) ・私は親の仇に手紙を書いておりました。(これでも自然) あいだの「~誰がどんなことした云々~」は一切関係ありません。 謙譲語というのは、へりくだっているのですから、前につく動詞云々に先立って、主格が自分であることが何よりの要件です。 ・(私は)お待ちしております ・彼はお待ちしております (X 通常言わない) 自分以外に用いることもありますが、肉親などに限った特殊な場合が殆どで、 その主格を自分の責任の範囲内で、相手に対して貶めて差し支えない事が条件です。 ・(つまらない私ごときの、つまらないであろう)息子も楽しみにしております ということで、大雑把に言ってしまえば「動詞に関係ない」問題です。大雑把としたのは、「威張っております」とか通常自分に用いない動詞に付けると、やはり不自然ですから。 --- > 質問文の中で不自然な表現がありましたら ・違和感が感じる 快感を感じる、同様に語が重なっていますから「違和感のある」が適切ですね。 ・などの文には使うと 「は」が不要で「などの文に使うと」です。ただ後ろの「自然なんですが」からひっくるめて考察すると、「などと使う分には自然なのですが」が本意でしょうか。 ・すべての動詞には適用するわけではないでしょうね。 動詞に「は」が不要です。「適用できる」が適切です。「ないのでしょうね」と「の」を入れたい気がします。「嘘ではない(の)でしょうね」この「の」は女性が使う断定の言い方をやわらげる「の」になります。 ・違和感が覚える動詞 違和感「を」ですね。違和感を感じるは重なっていますが、覚えるは良いと思います。 ・どんな動詞は「しておる」が続くと不自然なのか、 動詞「は」は変ですね。題目は「動詞」ですから「が」を取るべきです。後の「が」が目障りになりますから、「どんな動詞が「しておる」を続かせて不自然なのか」。 --- 日本人より上手な日本語使いを目指して頑張ってください。 遠く海を隔てたところより応援しております。(自然)
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- guramezo
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#5です。再度説明させてください。 #7さんが書かれているように、#1の方への補足に上げられている例文は、すべて「自然」です。 先にも述べました様に、「おる=います」は、単なる丁寧語ですので、謙譲語と違って使う場合の条件と言うものはありません。 あるのは、「丁寧語を使うと不自然」というシチュエーションがある場合だけです。 例えば、喧嘩をする時には丁寧語は使いませんよね。 「てめえ~、俺の言うことを聞いておりますか!」とは言いませんね。(「聞いておるか!」は使いますが、これは後で述べますが、強調の使い方です) でも、謙譲語ではないので、目下の子供などには使います。 例えば、下宿生活をしている息子に対して、 「○○さん、しっかり勉強しておりますか」と言うのは不自然ではありません。 従って、ご質問の「しておる」「しています」を付けたら違和感のある動詞は、ないと思います。 「おる=います」が謙譲語という認識を捨てて、単なる「丁寧語」として、もう一度考えてみてください。不自然さはなくなると思います。 皆さんの回答も、謙譲語についての説明が加わってしまっているので、かえってawayuki_chさんに分りづらくなっていると思います。 最後に、gekkamukaさんご指摘の中の3、4は、丁寧な使い方ではないので、これを見ると「おる」は丁寧語ではないように思えますが、この場合の「おる」は、「いる」の強調語です。従って、同じ「おる」という言葉でも、今回の丁寧語の「おる」とは異なる使い方だと思います。(これについては、私見ですので、皆さんのご意見もお聞きしたいですね)
お礼
再びありがとうございました。今週は忙しくて、お礼の返事が遅くなりまして、本当に申し訳ありませんでした。 「おる」は、単なる丁寧語ですね。本当にありがとうございました。いい勉強になりました。
- shangyan
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わかりにくい文章を書いて申し訳ありません。補足します。 言いたかったのは、謙譲語には動作や利益の受け手になる人物が必要で、そのような人物を表すことのできない動詞は謙譲語にならないということです。例えば、「歩く」であれば、「彼に歩く」などという文章を作ることはできませんから、「お歩きする」などと謙譲語を作ることはできません。 「お~する」という謙譲語になれる代表的な動詞を挙げておきます。 会う、答える、勤める、開ける、入れる、受ける、売る、選ぶ、置く、送る、教える、返す、貸す、変える、書く、かける、借りる、聞く、しかる、しめる、出す、頼む、つける、作る、つれる、とる、なおす、ならう、放す、引く、待つ、見せる、持つ、読む、呼ぶ・・・ 「(人)に」 例えば、「先生にお会いする」「先生にお聞きする」「お客様にお売りする」 というように、「人物+に+動詞」という形になる動詞です。 「(人)を」 「社長を車でお送りする」「お嬢様をお叱りする」 のように「人物+を+動詞」という形になる動詞です。 ほかに「人物+のために」とできる動詞も謙譲語になります。ここでの人物は利益の受け手になっています。 (社長のために)「ドアをお開けする」「カバンをお持ちする」
お礼
たびたびありがとうございました。今週は忙しくて、お礼の返事が遅くなりまして、本当に申し訳ありませんでした。 おっしゃったことは十分に理解できました。本当にありがとうございました。大変助かりました。
- gekkamuka
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「している」は、動詞「する」の連用形+接続助詞「て」+補助動詞「いる」の構造ですから、「…ている」と表わした方がいいでしょう。話し言葉では「…てる」にもなります。 ところでこの場合の、補助動詞としての「いる」と「おる」の関係については「国語大辞典」(小学館)を以下に引用します。 ****** を・り:「居(ゐ)る」に「あり」の付いた「ゐあり」の変化した語で、……「いる」が動的な要素が強いのに対し、「おる」は、ある場所に存在することを広く意味し、状態性が強い。 ****** また「…ている」と「…てある」の違いについても以下に引用します。 ****** 「…て」の上の動詞は、……近世後期頃から、他動詞なら「てある」、自動詞なら「ている」が付く傾向が次第に強くなり、現代に至っている。ただし、有情物が主語だと、動詞の自他の別なく「ている」がつけられる。 ****** 以上で「…ている」「…てある」「…ておる」の三様の意味合いにご注目いただけたと思います。 次に改めて、敬語的用法から見た「おる」の幾つかの傾向を分けてあげてみます。 1.謙譲語性:話者側を低めて、それにより聞き手に対しての軽い謙譲性を表わす。 今回の主眼となった用法ですね。「私は今、悩んでおります。」「母もまた喜んでおります。」 2.丁寧語風:主語を低める意味合いはなく、単に聞き手に丁重さを伝える。 話者でもその身内でもないが、あえて高める必要のない主語の場合。「雨は益々強まっております。」 しかし、いかに丁寧語風であっても、これが敬うべき対象に使われた場合は誤用となろう。「先生が話しております。」→「先生が話していらっしゃいます。」 3.卑罵・軽卑といった反敬語的話法 「あいつはいつもしゃべくっておるばかりだ。」 「大体が貴様は、なっちょらん(なっておらん)。」 4.粗野・尊大なトーンの話法 「その位、わしだって分かっとる(分かっておる)わい。」 「お前は一体、何しちょる(しておる)のか。」 5.本来ニュートラルで敬語ではない言い方 ニュースの原稿などで。「回答は遅くとも午前十時までとなっており…。」 方言として使われるケース。「おどは何んばしちょるとか?」 以上のように、「…ておる」自体は、1.で、あるいは2.も含めても、それなりの敬語的ニュアンスを出すことも可能だが、ややもすればその役割を知ってか知らずにか、3.や4.のような逆の効果を出してしまう場合も多い。それに5.のように敬語性とは離れた使い方にも留意が必要でしょう。 そのほかでも、「…ておられる」といった使い方の敬語性についても論議の多々あるところですが、それはまた別の話に…。 とまれ、日本語の上で敬語が絡んでくる場合には、かなり実践的な体得知識のようなものが何よりの必要条件とされ、あるいは基本的な文法上でのチェックが欠かせなかったり、とにかく実に難しいものがあります。
お礼
いつもお世話になっております。今週は忙しくて、お礼の返事が遅くなりまして、本当に申し訳ありませんでした。 ご親切に教えていただきありがとうございました。使い方が多いですね。
- guramezo
- ベストアンサー率48% (370/759)
こんにちは、お元気ですか。 さて、今回のご質問の「しておる」は、「する」と「おる」に分けられます。 「する」は動詞ですが、「おる」は謙譲語ではなく、「丁寧語」です。 つまり、自分の動作について、へりくだって使う言葉ではなく、単に丁寧な言い方として使う言葉です。 普通の言い方が「している」であれば、少し丁寧な言い方が「しています」(=ですます調)で、更に丁寧に言う言い方が、「しております」となるわけです。 従って、使って不自然な動詞はありません。 尚、「しておる」と言う言い方はあまり使われず、「しています」という使い方をしますが、これは、丁寧な使い方をするのですから、「ですます調」にしないと、ぞんざい(丁寧でないこと、粗野)な感じになってしまうからです。 但し、「しておる」式の使い方が全くないというわけでもありません。 目上の人が、目下の人に使う場合「君に期待しておるぞ」という言い方をします。 これは、目上ですから謙譲はしないが、丁寧な言い方をする、という例ですね。 段々、質問が難しい内容になってきました。勉強が進んでますね。
お礼
いつもお世話になっております。 早速のお返事ありがとうございました。 >普通の言い方が「している」であれば、少し丁寧な言い方が「しています」(=ですます調)で、更に丁寧に言う言い方が、「しております」となるわけです。従って、使って不自然な動詞はありません。 大変いい勉強になりました。
- sta_vanilla
- ベストアンサー率47% (34/71)
この分野では専門でも何でもないんですが、ネイティブな日本語の使用者として 感じたことを書いてみます。 「~しておる」(または「~ておる」)の表現は、ご指摘の通り自分の動作を 伝える言い方なので、自分の直接の動作でない動詞に添えると、意味は通じても あまりそのような言い方をしないか、あるいは不自然な感じがするようです。 (全く使わないとか文法的に誤っているというわけではありません) 例) 『きれいな花が咲いております』 『台風が発生しております』 自分なりに考えてみた結果なのですが、「~しておる」という言い方は、以下の パターンに当てはまるときに使われることが多いように思います。 (1) 期待・失望などの心情変化を表す動詞に添える表現の場合 『どうしようかと悩んでおります』 『またの出会いを楽しみにしております』 (2) 特別な意図をもって自分の動作を相手に謙譲して伝える表現の場合 『2人の子供を育てております』 『アルバイトで細々と生活しております』 思いついたところを列挙しただけなので、これ以外のものがあるかも知れません。 主観的な判断では、手紙などの書き言葉に多いように感じます。話し言葉では かなりかしこまった硬い印象を受けます。伝える相手が目上の場合でも、あまり 多用すると堅苦しい印象を与える感じがしますね。 以上、参考になれば幸いです。 # 「違和感が覚える」→「違和感を覚える」 の方が適切なように思えます。
お礼
早速のお返事ありがとうございました。 >(1) 期待・失望などの心情変化を表す動詞に添える表現の場合(2) 特別な意図をもって自分の動作を相手に謙譲して伝える表現の場合 ほとんどこの二種類ですね。大変いい勉強になりました。
- shangyan
- ベストアンサー率41% (117/284)
#2です。すみません。間違えました。謙譲語は「お~ている」ではなく「お~している」ですね。 「~ている」→「お~している」 聞いている→お聞きしている ちなみに「する」の謙譲語は「いたす」なので、進行形の「している」は「いたしている」になります。それに丁寧語をつけると「いたしています」になり、さらに丁寧にすると「いたしております」というように使われます。
お礼
再びありがとうございました。大変いい勉強になりました。
- shangyan
- ベストアンサー率41% (117/284)
こんにちは ひとつ誤解していらっしゃるようですが、「~ている」の謙譲語は、「お~ている」です。 尊敬語・謙譲語というのは、話のなかに出てくる人物に対する敬語です。 しかし、「おる」(「おります」という形で使われる)は、聞いている相手に対する敬語ですので、丁寧語(です・ます・ございます)と同じ種類のものです。これも丁寧語と呼ぶ人もいますが、「です・ます」とはすこし機能が違いますから、最近では丁重語とか、美化語といった言葉で分類されています。 さて、謙譲語にならない語というのは、たくさんあって枚挙にいとまがありません。なぜなら、謙譲語は話題中に動作主と動作の受け手の二人の人物が必要だからです。「(人)に」「(人)を」を取れない動詞は謙譲語になりません。例えば、「お行きしている」「お死にしている」などとはできません。 単なる「~ております」には、どの動詞でも使えます。「行っております」「死んでおります」と使えます。しかし、主に自分や自分の身内の動作・行為について使われることが多いということを覚えておいてください。
補足
いつもお世話になっております。早速のお返事ありがとうございました。 ちょっと理解できない肝心な文があります。申し訳ありませんでした。 >「(人)に」「(人)を」を取れない動詞は謙譲語になりません。 これはどういう意味でしょうか。宜しくお願い致します。
- hijyousyudan
- ベストアンサー率12% (342/2653)
普段使うのは、 自分と相手に関係していて、 自分が行う「動詞」に対してです。 ちなみに、どのような動詞に使用すると、 違和感を抱くのでしょうか? 実例を挙げていただければ、 もっと詳しくお答えできると思います。 「している」の謙譲語「しておる」についてお伺いします。「しておる」は「お待ちしております」や「楽しみにしております」などの文【には】使うと、自然なんですが、すべての動詞【には】適用するわけではないでしょうね。「しておる」を使うと、違和感が覚える動詞もありますね。 【には】ではなく【に】が適切です。 【には】という語句は、 直前にある言葉を強調する意味があるので、 特に強調する必要性がある場合のみ使います。
補足
いつもお世話になっております。早速のお返事とご添削ありがとうございました。 私の感じでは、聞き手と関係がある行為ではないと、「しておる」を使うのが不自然かと思います。hijyousyudanさんのおっしゃった『普段使うのは、自分と相手に関係していて、自分が行う「動詞」に対してです』もこんな意味なんでしょうか。 たとえば: 私は昨日のこの時間にあなたに手紙を書いておりました。(自然) 私は昨日のこの時間に私たち高校時代の先生に手紙を書いておりました。(自然) 私は昨日のこの時間に妹の先生に手紙を書いておりました。(不自然) 私は昨日のこの時間に日記をつけておりました。(不自然) つまり、「しておる」で修飾する行為は相手と相手の知り合いのどちらかに、なにかの影響をあたえるのか、またはそちらに何かの影響をされるのか、と思います。こんな考え方で宜しいのでしょうか。
お礼
前回もお世話になりました。今週は忙しくて、お礼の返事が遅くなりまして、本当に申し訳ありませんでした。 ご丁寧に教えていただきありがとうございました。とても理解しやすいと思います。応援していただき心より感謝致します。頑張ります!