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「酢豆腐」という落語について
日本語を勉強中の中国人です。「酢豆腐」という落語を聞きました。何を言ったのかさっぱりなので、内容を探してみました。あらすじの意味もよくわからないので、分かりやすい日本語で教えてくいただけないでしょうか。 https://rakugosuki.jp/sudouhu/ 特に、「江戸っ子気質の若い衆と、知ったかぶりで気障な若旦那の対比が面白い」という文はどのように理解すればよろしいでしょうか。 「江戸っ子気質」と上記のサイトに書かれた「粋な若い衆」の「粋」はどういう意味でしょうか。 最後の「酢豆腐は一口に限りやす」はオチというものでしょうか。どういう意味でしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願い致します。
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野暮 人の気持ちの細かい部分を理解しない、言動が洗練されていない 粋 野暮の反対 江戸っ子 江戸に三代以上住んでいる人。正義感が強く、粋であることを目指す 江戸っ子の若者たち…A 若旦那…粋のように見せているが本当は野暮で、周りの人から煙たがられている(=少しばかにされ、仲間に入れてもらえないことが多い)。知ったかぶりな性格が嫌われている。 あらすじ(演者によって少しずつ異なりますが) Aたちは集まって酒を飲もうとした。酒のつまみを探したが、なかった。もっと探すと、腐ってカビが生えた豆腐が見つかった。Aたちはそれを「知ったかぶりの若旦那」に食べさせようと試みる。腐った豆腐を箱に入れ、上に「酢豆腐」と書いて、若旦那に「これはなんだろう?」と見せた。何でも知っていると思われたい若旦那は「これは酢豆腐だ。知っている。うまい物だ」と答える。Aたちは「では食べてみろ」と勧める。腐った豆腐と知りながらも一口食べた若旦那は、それ以上食べたくないので「酢豆腐は一口だけ食べるのがいいんだ」と言う。 こんな話です。 落語の「落ち」は話を終わらせるためのものなので、「ああなるほど」とか「うまい」とかいう感想を持たせるだけのものです。落語は「落ち」に向かって話が収れんしていくもの、というよりも、それまでの会話や場面展開の面白さに主眼があるのです。 しかも古典落語は場面や時代が江戸時代であることが多いので、江戸の風俗をよく知らない人には難しいでしょう。 私は江戸の落語よりも上方落語のほうが好きです。桂米朝(かつらべいちょう)は最高です。しかし若手はいまいちですな。
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- 濡れ猫のミコ(@nurenekonomiko)
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a) 普通の江戸っ子から見ると、嫌みで通ぶっている若旦那を、兄貴分の男が困らせようとする。 腐った豆腐を渡来品と言えば、若旦那は知らないとは言えず、「これは酢豆腐だ」と説明して一口食べてしまう。 だまされたと気づいた若旦那は、気転を利かせて、「酢豆腐は一口に限ります」と通ぶって答え、その場を逃げることができた。 b) 江戸っ子はさっぱりした性格を好み、通ぶった人の粘着的な言動を好まない。粋というのは、細かなことにこだわらない鷹揚さとも言えるでしょう。 他方、若旦那も物知りぶることで、兄貴分の嫌がらせを逃れる。嘘に、嘘で答えたという落ちなのでしょう。
お礼
ありがとうございます。
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