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図のような、点Cを中心とする半径1の球を考えます この球の、半径sinθの円の断面(黄色円)を底面とし、 Cを頂点とする円錐を考えると、 図の球の直径と緑線のなす角度はθです この場合、Cから見て、黄色円によって隠れる球面(黄色断面によって右側に切り離される立体の曲面部分)の面積をSとしてあげると Cから円錐の底面(黄色円)を見込む立体角Ω(θ)は Ω(θ)=S/半径²=S/1²=S なので、まずはSを求める事にします 図のように、黄色の半径と微小な角度dθをなす青の半径を考えて、青の半径と球面の交点を含む黄色円に平行な赤円を考えると 角度dθが極めて小さいために 黄色円と赤円の半径は、(ほぼ)等しいとみなせ ともにsinθとなりますから 両円の円周の長さは、ともに2πsinθであり 赤円の断面と黄色円の断面で切り取られる部分の 曲面の面積は 2πsinθdθ です これを元に積分計算して S=∫[0〜θ]2πsinθdθ =2π(1−cosθ) ゆえに、 Ω(θ)=S/半径²=S/1²=S=2π(1−cosθ) これはつまり、底面の半径がsinθで高さがcosθの円錐の頂点の立体角は Ω(θ)=2π(1−cosθ)である事を示しています これを踏まえ、ご質問の問題では 高さが−h 底面の半径がaの円錐の頂点から見込む立体角を求めよ、と言う事ですから 先ほどの円錐の拡大または縮小コピー(相似)を考えて立体角を求める事にします 先ほどの円錐の底面の半径がsinθからaに 高さがcosθから−hに拡大(または縮小)されたとみると 相似比は 半径:高さ=sinθ:cosθ=a:−h このことから cosθ=(−h/a)sinθ また、sinθ=a/√{(−h)²+a²} ゆえに求めるべき立体角ωは ω=2π(1−cosθ) =2π{1−(−h/a)sinθ} =2π{1−(−h)/√{(−h)²+a²}} となります
お礼
丁寧に解説して頂きありがとうございました! とてもよく理解できました!