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身分制廃止後の政府官員について
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- oska2
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>族籍別人口割合は平民がほとんどを占めているのに、政府官員の族籍別割合では士族の方が圧倒的に多いのはなぜですか? 明治維新は、徳川幕府VS薩長土肥藩ですよね。 徳川家から、薩長土肥の藩士に代わっただけです。 ですから、明治新政府は士族(下級武士含む)が多い。 地方でも、旧藩主が県知事に任命されました。 その後、旧藩主(県知事)は東京移住が命令され代わりに政府が任命した知事が就任します。 旧藩主である県知事が東京に行っても、地方行政組織の人員は「旧藩士のまま」なのです。 中央の官僚も地方の官僚も、元は武家出身なのです。^^;
- AlexJenifer
- ベストアンサー率44% (727/1636)
理由は二つです。 1.平民の識字率は明治20年でも、滋賀など特別な地域を除くと「自分の名前を書ける人」の割合が男子でも50-60%という低さです。漢字仮名交じりの文を自由に読み書きできる平民なんてごく僅か。それもできないものに「政府の官員」など勤まりませんね。一方、「士族」とは元は武士だったものたち。彼らは幼少から、今の高校生が学ぶ「漢文」より遙かに高度な漢文の読み書きを学び、実家の役職によっては算術、農学などを学んできた「知識階級」です。その差は歴然です。 2.明治政府を作ったのはごく一部の公家を除けばみんな元は武士。活躍した人達は、大臣や知事、その下で実務を行う立場になりました。彼らが自分の下で働く官員を選ぶとき誰を選ぶでしょう?今みたいに「国家公務員採用試験」なんてものがない時代です。 また、士族は幕府と藩が消滅したことで全員がいったん「失業者」になりました。それも、刀の使い方を知っている、何割かは実戦も経験している物騒な失業者。こんなのを放置していると危険ですから、政府の官員にとりたてる必要もありました。平民はもともと、農民や、商人や、大工や左官などの職人として働いていましたしね。
お礼
- maskoto
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資料は、江戸時代から明治に代わってあまり年数が経っていない時期になります 江戸時代は、武士が国や地方を統治していましたよね。 つまりトップにいたのは、武士階級の人間でした その状態から、明治維新で体制が変わって行く事になるわけです 明治になって新しくなった官の役所にあたるのが、江戸時代では幕府の「お役目」などと言う事になりますが 「お役目」に就いていたのは、ほとんどが武士です その武士達に代わって、明治になった途端、官の役所(≒江戸時代のお役目に相当)は全て平民に任せるとなったら 武士はどう思いますか? 失業といことになり、多分不満を抱く事になるでしょう そうなると反乱に繋がりかねないので、 江戸時代の流れを引き継いで多くの武士に官の仕事を任せようと考えるのは、自然な考え方だと思います また、江戸時代まで官(統治など)の仕事を行っていたのは武士ですから、資料の時代の平民には、官の仕事をこなすスキルを持った人間は少なかったと思われます なので、明治の官の役所につけるような能力を持った人間は、武士階級がほとんど これもまた、明治初期の官の人間が士族だらけの原因の一つかと思われます 〜参考まで〜
- f272
- ベストアンサー率46% (8626/18446)
それ以前に政府の仕事をしていた人のほとんどは士族になった人ですので、急には変わりません。読み書きができないのでは政府の仕事はできません。
お礼