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このような両生類はいますか
このような両生類はいますか、教えてください 汽水、もしくは海で生活している 手足がいるかやウミガメのようなひれ状になっている。 過去、現代を通してこのような両生類がいましたでしょうか
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こんにちは。 確か進化の過程で、海にいた魚類が川に行ったときに発達した3つの器官があります。腎臓と骨と皮?です。淡水ではカルシウムが少ないのでカルシウムを体外に排出しないように腎臓が、また足りなくならないように蓄える為に骨が、そして真水は海水よりも浸透圧が低いのでそれに耐えられるように表面の構造が変化しました。それから陸に上がろうとしたのが両生類、そしては虫類ですから、海からいきなり陸に上がろうとした種がいるかどうかということになりますね。 これは私の知る限りないのではないでしょうか?
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- dora1
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1812さんの質問すべてを満足する答えではありません。でも、 私の知る限り、現在でも、例外的に汽水または海水に生活する 両生類はいます。 参考ページにのせたのは、東南アジアのマングローブの林にすむ、 「カニクイガエル」(Crab-eating frog)です。 学名が、Rana cancrivora(ラナ カンクリボラ)といって、 Rana属(トノサマガエル、ウシガエルなどの仲間)です。 勿論、今までの回答の方が触れられているように、もともと淡水で 生活するのが両生類の基本ですが、この種類は数少ない例外です。 この種類は、オタマジャクシも親ガエルも汽水で生活しているようで、 その浸透圧調節がどうなっているのかは、現地の研究者のみならず いろいろな国の研究者によって調べられています。ではでは。
お礼
驚きました。何事にも例外がある物ですね。 このあたりから、次の新しい生物が生まれていくのかも知れませんね。 貴重な情報ありがとうございました。
- neuro
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再々度neuroです。 >トレマトサウルス の想像図みることはできませんでしょうか。 ちょっとネット上では見つからないようですね。脊椎動物の進化の成書か古生物学の書物をあたってみるとよいかもしれません。結構発展した種のようですから、きちんとした本でしたら載っていると思いますが。 但し、トレマトサウルス類の一部のものが海生に戻ったということらしいので、私が確認したトレマトサウルス類のプラギオサウルスが海生であったかどうかは不明です(淡水が有力)。足の水かきはカエルやサンショウウオのものと似ているようですが(所詮想像図ですから信憑性もその程度だと思います)、この辺の生物は椎骨と頭蓋骨で分類されているようなので、水かきの有無はあまり問題にされていないようです。 >また、エンボロメリという生物は、このカテゴリーにはいる物でしょうか。 迷歯亜綱ということでは同じカテゴリーのようですが、ほぼ同時期に現れたイクチオステガ類の進化系統であるトレマトサウルス類(分椎目)とエンボロメリ亜目(アントラコサウルス目)は別の進化系統を辿ったようです。 系統樹をみるとどうやら三畳紀初期にはアントラコサウルス目は絶滅したようですね。海生であったかどうかはちょっとわかりませんが、形態的に陸生爬虫類的特徴をもっており、トレマトサウルス類よりも陸生の可能性は強いですね。未だに爬虫類だったのか両生類だったのかもはっきりしていないようです(卵を陸に産むか水中に産むかが明らかになっていない)。 素人が調べられるのはこんなところでしょうか。
お礼
neuro様 ありがとうございます。 なるほど初期両生類は詳しい事がまだまだわからないわけですね。
- neuro
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ごめんなさい!先ほど回答したneuroです。 誤報を流してしまいました。先ほどの回答は訂正いたします。 いました、いました。三畳紀の分椎類であるトレマトサウルス類です。地球上でかなり繁栄したらしく、その中には、海生は虫類の進化系統をもったのではないかといわれる種もあったようです。ただ、これらも一度陸生を経験してから海に戻って行った系統と考えられているようです。 ただ、海に戻っていったトレマトサウルス類の種は三畳紀初期に絶滅したとされています。 手足はどうもひれ状ではないようですが、指の間の水かきは想像図ではあるようです。 参考図書 Edwin H. Colbert & Michael Morales " Evolution of the Vertebrates"
補足
neuroさま トレマトサウルス の想像図みることはできませんでしょうか。 また、エンボロメリという生物は、このカテゴリーにはいる物でしょうか。
- neuro
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結論から言うと、いない(見つかっていない)でしょう。 魚類から両生類に至る中間形は、肺魚目と総鰭(そうき)目で、これは今のところ両生類に至る進化系統と考えられています。どちらも主要な種は淡水です。肺魚などは水が干上がっても生き残ることのできた魚類です(海は干上がりません)。もうひとつの総鰭目には淡水のユーステノプテロン(Eusthenopteron)おり、こちらが原始両生類のイクチオステガと系統的つながっているようです(骨の形がそっくりです)。 ただ、例外として総鰭目にはシーラカンスという20世紀の大発見があります。可能性としては、シーラカンス系統の進化が1812さんの探している両生類に進化したかもという淡い希望がありますが・・・。でもデボン紀から白亜紀、そして現代までほとんど形を変えた形跡がないところをみると、ちょっと難しいでしょうね。 最近は化石でもずいぶんと驚くべき発見が相次いでいますので、今の常識が覆される可能性も十分ありますが。
お礼
これは、少し説明が足りなかったかも知れません。 陸に上がった両生類が再び、水棲に戻ることを考えておりました。
お礼
そうです。私も浸透圧の事で海棲両生類はいないのではないかと考えてました。 と、なればやはりいなかったと考えるのが良いようですね。ありがとうございました