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土葬について
戦争や大災害時に、火葬が間に合わずやむなく土葬にする、と言ったことはありえますか? また、人を土葬した場合、その土地が腐って使えなくなったり、人を分解する過程で汚染物質が発生したり、分解するべきものに対して分解を担う微生物に負担がかかり死滅してしまう、といったようなことはありえるのでしょうか? もしよろしければ回答お願いしたいです。
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はい、戦争や大災害時に、火葬が間に合わずやむなく土葬にする、ということはあります。 戦争や大災害では、多くの人が亡くなり、火葬場がパンクしたり、燃料や電力が不足したりして、火葬が間に合わなくなることがあります。また、戦場や被災地では、遺体を運ぶための交通手段や、遺体を安置する場所も不足するため、土葬にせざるを得ない状況になることもあります。 実際に、第二次世界大戦中の日本では、空襲や原爆投下によって多くの人が亡くなり、火葬が間に合わなかったため、土葬が行われたと言われています。また、東日本大震災や熊本地震などの大災害でも、土葬が行われました。 人を土葬した場合、その土地が腐って使えなくなったり、人を分解する過程で汚染物質が発生したり、分解するべきものに対して分解を担う微生物に負担がかかり死滅してしまう、といったことは、理論的にはありえます。 しかし、実際には、土葬によって土壌が腐ったり、汚染物質が発生したりする可能性は、それほど高くありません。 土壌は、微生物や根などによって常に分解と生成を繰り返しています。そのため、遺体が土中に埋められても、すぐに土壌が腐ってしまうことはありません。また、遺体は、土壌中の微生物によって分解されます。この分解過程で、一部の物質は二酸化炭素や水などの無害な物質に変化しますが、一部の物質は汚染物質として残る可能性があります。しかし、これらの汚染物質は、通常は微量であり、土壌の浄化作用によって分解されていきます。 ただし、遺体の量が多い場合や、遺体が有害物質に汚染されている場合などには、土壌への影響が懸念されます。また、土葬を行う場所の土壌の性質によっては、土壌への影響が大きく出る可能性があります。 そのため、土葬を行う際には、遺体の量や遺体の汚染状態、土壌の性質などを考慮して、適切な場所と方法を選ぶ必要があります。
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田舎では40年ぐらい前まではほとんど土葬でした。都市部では土葬するスペースが墓地にないので火葬への移行は早かったようですね。 言ってしまえば動物の死骸ですから環境影響はないと思いますよ。海外では土葬のほうが圧倒的に多く、日本は都市部に人口集中していて土葬するスペースがないので火葬しているだけじゃないかな。
お礼
なるほど、やはり日本の狭さも関係しているのですね。丁寧に海外のことも教えていただき、ありがとうございます!
お礼
なるほど、微生物は思った以上に逞しいのですね。とても詳しく説明していただき、納得がいきました。丁寧に回答していただいてとても感謝しています。