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納豆菌が国菌ではない理由

麹菌が日本の国菌に選定されたそうですが、納豆菌はなぜ国菌ではないのですか?

みんなの回答

  • SangoJugo
  • ベストアンサー率25% (34/133)
回答No.3

菌と細菌は,まったく異なるものです。 菌は真核生物で,細菌は原核生物です。 コウジは菌ですが,納豆菌は細菌です。

  • takochann2
  • ベストアンサー率36% (2421/6680)
回答No.2

そんなのが選定されているとは知りませんでしたが、麹のほうが日本の文化に根差していて、大昔に日本で初めて使われだし、今も広く使われているからじゃないですか。納豆菌は納豆以外にないし、元来中国南部から伝来したものみたいですし。どう考えても麹菌が有利でしょう。

noname#259322
noname#259322
回答No.1

「国菌」といっても、政府が定めたわけではないので微妙なところですが…。 >平成18年10月12日付にて日本醸造学会は麴菌を「国菌」に認定いたしました 出典:重要なお知らせ(日本醸造学会) https://www.jozo.or.jp/gakkai/notices/%E3%80%8C%E5%9B%BD%E8%8F%8C%E3%80%8D%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E3%80%80%E4%B8%80%E9%83%A8%E6%94%B9%E6%AD%A3%EF%BC%88%E8%8F%8C%E5%90%8D%E5%A4%89%E6%9B%B4%EF%BC%89/ しかし、なぜ麹菌なかでもコウジカビなのかはわかるような気がします。 質問者さんがなぜ納豆菌ではないのか、と考えることのほうが不思議です。 麹菌と納豆菌とでは、菌のおいたち、世界中のどこに分布しているか、日本の文化や日本人とどちらがどれだけ深くかかわっているか、これらを考慮したとき、圧倒的に麹菌のほうが日本人に与えた影響が大きいです。 しかも、麹菌のなかでもとりわけ日本人が利用するコウジカビは日本独自の菌です。それも、歴史の中で日本人が選択的に育んだ菌といっていいです。本来なら猛毒の麹菌を、日本人だけが何百年も飼いならして毒性をなくし、発酵食品として利用できるようにしたのです。 そのため麹菌の利用という一点において、日本は他の地域と比較して類を見ない深い利用をしており、その歴史も長いです。 麹菌を利用する文化は主にチベットから東南アジア全域にかけて広く見られる菌です。 しかし、実は麹菌自体はアフリカから南ヨーロッパなど他の地域にもいます。 問題は、野生種の麹菌は毒性がきわめて高いことです。アフラトキシンという猛毒やマイコトキシンという毒を産生するので、とても食用に利用するどころではありません。 アフラトキシンはカビ毒最強とも言われるほど毒性が高く、東京都保健医療局の「食品衛生の窓」の一ページでは >なかでもアフラトキシンB1は天然物でもっとも強力な発ガン物質として知られています。 と書かれています。 https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/kabi/kabi2-1.html さて、この麹菌の中でも温暖湿潤な東アジアに生息するものは毒性が低かったようで、現在のチベット以東の東~東南アジアではこれを利用した発酵食品が作られるようになりました。 そのなかで、日本では数百年かけて新しい、日本だけの麹菌を選択的に育てて発酵食品として利用するようになりました。 とりわけ、味噌、醤油、酒です。 このうち、味噌は大豆の発酵食品ということで(その高塩分にも関わらず)日本人の健康にも寄与する面が大きいことも近年の研究からわかっています。 日本人が、この3つの食品が生活に根付いた歴史を持つということは、考え方や価値観、物の見方すらこれらから影響を受けて来た、ということに他なりません。 日本独自の菌で、日本人の精神にまで影響を及ぼした、有用な菌。 コウジカビはこの3つの条件を揃える唯一の菌ではないでしょうか。 納豆がそれだけ影響を与えたか?というと、そうとは思えません。 納豆菌は他の国にも存在しますし、納豆という食材は数多い大豆の利用方法のひとつです。特に全国的に食べられていたかというと、関西では利用者が増えたのはここ20年ほどと、実はもとは全国区の食べ物ではありません。それに味噌や醤油、酒ほど汎用性が高いともいえません。 健康に寄与する効果は素晴らしいものがありますが、その納豆を食べるために味付けする調味料は何でしょうか? 醤油では? では、より国菌にふさわしいのはコウジカビではないでしょうか。

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