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平坦トーラスにおける相対性理論の謎解き
- 宇宙が平坦トーラスである場合の相対性理論について質問しています。平坦トーラスでは、空間が平坦であるにも関わらず、真っ直ぐ進むと元の場所に戻るという特性があります。
- 双子の兄と弟が宇宙船で相対速度0.96cで慣性運動している状況を考え、兄が40歳のときに再び弟とスレ違うとき、弟の年齢がどうなるかについての質問です。
- 平坦トーラスの宇宙での相対性理論についての興味と、それがどのように計算されるのかを知りたいと質問者は述べています。特に、再び同じ場所で出会う場合の年齢について関心を持っています。
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以下のとおりお答えします。 >双子の兄と弟がそれぞれの宇宙船で互いの相対速度0.96cで慣性運動をしています。この宇宙は真っ直ぐいくともとの位置に戻るため兄弟はスレ違ったあと、いづれは再びスレ違います。最初にスレ違ったとき、お互いの年齢はどちらも20歳だとします。 ここで、トーラスでない普通の平坦な宇宙においては、兄の立場で兄が40歳のときには弟は25.6歳。弟の立場では弟が40歳のときには兄は25.6歳だと思います。 ⇒確認ですが、兄も弟も、向きは逆向きですが、どちらも等速運動しているわけですね。それでしたら、兄も弟も、互いの通信で聞かれる年齢は同じ40歳のままだと思います。25.6歳に見えるのは、その「普通の平坦な宇宙」に張り付いて静止している者から兄や弟を見た場合の年齢です。そして、兄も弟も同じ25.6歳に見えるはずです。これが相対性のしからしめる現象ですね。 >話を平坦トーラスの宇宙に戻します。その宇宙では、兄の立場で40歳のときに弟と再びスレ違うようになっているとします。そのとき、兄はすぐそばをスレ違うように飛ぶ弟に通信で問い掛けます。内容は「僕は今、40歳だけど、君は何歳か?」です。この問い掛けに対して、弟からの返事はどんなものになるでしょうか。 ⇒原理的には上の場合と同じです。ここでもやはり兄も弟も、向きは逆向きですが、どちらも等速運動しているわけですね。それでしたら、兄からの問いかけに対する弟からの返事は、同じ40歳だと思います。25.6歳に見えるのは、その「平坦トーラスの宇宙」に張り付いて静止している者から見た場合の兄や弟の年齢です。 逆に兄や弟から見た静止している者の年齢は「40+α」歳に見えるはずです。また、もし兄と弟の相対速度が異なる場合、お互いの年齢はその相対速度の違いに応じて、「40±α」歳に見えるものと思います。
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