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日本の国学者について何方か教えて下さい。
国学者ははじめどんな書物からスタートしていたんでしょうか? やはり古事記と和歌の類は絶対読まないといけなかったのでしょうか?
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以下のとおりお答えします。 >国学者ははじめどんな書物からスタートしていたんでしょうか? >やはり古事記と和歌の類は絶対読まないといけなかったのでしょうか? ⇒その筋の文献によりますと、どうもそんな状況だったようですね。 「国学の4大人と言う時、契沖・賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤とするか、荷田春馬・賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤とするか」、見解が分かれるそうですが、その研究態度は多かれ少なかれ共通するようです。 そして、国語学会編『国語学辞典』(381ページ参照)によりますと、「契沖は『万葉集』に傾倒した。春馬もそれを尊重したが、神道家としては『日本書記』の研究に最も通じていた。真淵もまた『万葉集』を研究したが、究極の目的は『古事記』にあった。宣長は、その研究領域は、古代文学と中古文学にあったが、古道の研究には『古事記』をその典拠とし、『古事記伝』の大著をなした。篤胤は『日本書記』をも重んじ、古典を総合して、古史を成文化した。云々」とありました。