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経済学について(需要曲線と供給曲線)
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- QCD2001
- ベストアンサー率58% (325/554)
私も以前こんがらがってわからなくなった経験がありますが、混乱の原因はグラフにあります。 私たちは中学の数学で、y=f(x)という関数とグラフを学習します。横軸がxで、縦軸がyです。 xが変化すると、これに伴ってyがどう変化するのかを考えます。横軸が変数(原因)で縦軸がこれによって変化する関数(結果)と考える習慣を身に付けます。 ところが、需要曲線・供給曲線が作られた時代には、横軸を変数とする習慣がなかったのだそうです。人によって、横軸をxにしたり、縦軸をxにしたりしていたのだそうです。 そして、需要曲線・供給曲線を作った人は、縦軸を変数xとする人だったのだそうです。 ですから、この曲線のグラフは、縦軸の価格が変数x(原因)で、横軸の需要量・供給量がこれに伴って変化する関数y(結果)なのです。 需要曲線が右下がりなのは、変数xである縦軸の価格が上がる(原因)と、その結果「そんなに高くちゃ買えないよ」という人が増えて、関数yである横軸の需要が減る、と解釈するのです。 ところが中学の数学の影響で、「横軸の需要が減ると縦軸の価格が上昇するなんて変だ」と考えてしまうわけです。これが混乱の原因です。 5のエコノミストは、「変数xである横軸の需要が増えると、関数yである縦軸の価格が上がるじゃん。だから需要曲線は右上がりなんだよ。」と勘違いをしているわけです。私も勉強を始めたころは同じ勘違いをしていました。縦軸と横軸の意味が数学のグラフとは逆なんです。 供給曲線は、変数である縦軸の価格が上昇すると「そんなに高く売れるんなら、うちでも売ろうかな」という企業が増えて、関数である横軸の供給量が増えます。価格が減少すると「そんなに安くなったら赤字になっちゃうから、売るのやめよう」という企業が増えて供給量が減少するわけです。 1A 変数であるビールの価格が下がったので、その結果ビールの販売量が増えました。これは同じ重要曲線の中での現象です。 2A 夏の平均気温が上昇すると、「暑いから高くてもビールを飲んじゃえ」という人が増えて、変数である価格が変化しなくても需要量が増えるわけです。価格が変わらないのに需要が増えたわけですから、需要曲線がシフトしたと考えられます。このとき需要曲線の移動は、グラフの図形だけを見ると、右に動いたとも上に動いたとも、右上に動いたとも考えられますが、縦軸の価格が変数です。価格が変化しないのに需要が増加したわけですから、グラフが右にシフトした、ということになるわけです。 他の設問も同様です。価格が変数です。変数が変化した結果関数の値が変化したのなら同じグラフ上での現象です。 変数が変化しないのに関数の値が変化したり、関数の値が先に変化して、これが原因となって変数が変化したのなら、これはグラフが移動したことを示しています。
- statecollege
- ベストアンサー率70% (494/701)
ミクロの需要・供給分析の基本で、経済学が専門外であっても、このぐらいの知識は持ってほしいものです。問5のエコノミストAの発言がこの通りだとすると、A氏はこの基本をしっかり学んでないようです(笑)。 ポイントは、需要曲線(価格を縦軸に、需要量を横軸にとったとき、右下がりの曲線)上の動きと需要曲線のシフト(右にシフトするとき、「需要が増加する」といい、左にシフトするとき「需要が減少する」という)とを区別すること。価格が下がると、需要曲線上を下方に動く(つまり、需要量が増える)。需要曲線自体はシフトしないので、「需要」は増えないことに注意。日常語では「需要が増える」という言葉を需要曲線上を下方に移動するときにも、需要曲線自体がシフトするときにも使うので、混乱する。(なお、供給についても同じことがいえる。)エコノミストA氏の発言もこれら2つを混同した典型的な例といえる! 問1については出来た由なので、私の答えを書いておくので、自分の答えと同じかどうか確かめてください。 Aはビールの需要曲線をシフトさせない。需要曲線上を下にむかって移動するだけ、つまり、ビールの需要量が増える。 Bはビールの需要曲線を右にシフトさせる。つまり、ビールの需要を増やす。 Cはビールの需要曲線を左にシフトさせる。ビールの需要を減らす。 Dは需要曲線は右にも左にもシフトさせない。(供給曲線を上にシフトさせるでしょう。) 追加質問があるなら、答えるので、質問してください。
- hiro_1116
- ベストアンサー率30% (2563/8280)
授業の説明を聞いていれば分かる問題のような気がしますが、大学なので、そんなに無理してまで(他人の援助を得てまで)他学科の勉強をしなくても良いのではないでしょうか。本当に興味があるならご自身でもそんなに苦労せず調べられると思いますし。