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プラズマ運転と核融合運転の違いについて
- プラズマ運転と核融合運転は、異なるものです。
- プラズマ運転と核融合運転は、目的や開始時期などが異なります。
- プラズマは核融合の過程で生じる状態であり、核融合運転はプラズマを制御してエネルギーを生み出すことを目指すものです。
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質問者が選んだベストアンサー
一応、核融合関連で仕事している者です。 プラスマを単純に核融合で動かしても核融合には繋がりません。そもそもファーストプラズマではD-T反応(重水素ートリチウム)は計画されていません。D-Tをするにはまずはトリチウムを扱う施設も建設されないといけないしフランスの原子力規制から放射性物質を取り扱う許可がでないと無理です。 ファーストプラズマは実際のところはまず真空容器内でプラズマを発生させる事ができる状態になっているのか?という確認で、物理学実験はその段階ではほぼ行う事ができませんがその一方でプラズマを発生させる事ができないと何もできません。したがってプラズマ運転と核融合運転は関連しているが微妙に違う、と認識するのは間違っていないです。 この間にプラズマ密度を安定して上げる方法や温度を上げる方法などを確立せていく、となります。また加熱システムやプラズマ計測システムも段階的に導入されるのでファーストプラズマの段階ではまだまだ核融合を起こす事ができないのが現状です。
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- 4500rpm
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fvdcxbgfb様 核融合反応を起こすための方法はいろいろ有りますが、熱核融合では、核融合反応を起こすために高温・高密度のプラズマを作り、それを使用して核融合反応を起こします。 まず、高温・高密度のプラズマを封じ込めて維持する必要があります。質問者さんの「プラズマ運転」とは、この「プラズマを封じ込めて維持している」状態を言っていると思います。 次に、そのプラズマを利用して、核融合反応を起こします。こちらが質問者さんの言われる「核融合運転」と思います。 ファーストプラズマとは、プラズマを最初に発生させることだと思います。(維持しなくても、瞬間の発生でもよいのだと思います)
お礼
ご回答ありがとうございました。
- FattyBear
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プラズマ運転開始= 実験開始、試作機完成、実用化はまだ先 核融合運転開始= 本格的(商業化)運転開始 の意味では。
補足
>核融合運転開始= 本格的(商業化)運転開始 の意味では。 それでは、URLの記事には、 ファーストプラズマから2035年の本格的な核融合運転開始までは、 2035年の重水素-トリチウム運転開始までの改定スケジュールを採択しました。 と書かれているのですが、 2035年には、もう、核融合発電は、実用化可能な段階にある、ということなのでしょうか? それで合っているかどうかを教えてください。
- FattyBear
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プラズマ運転、核融合運転 という言葉はないのでは。 核融合でプラズマが発生すると考えればよいのでは。 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/056/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2013/09/05/1338894_7.pdf かくゆう合発電(=プラズマ発電)と原子力発電のちがい。 https://www.nifs.ac.jp/ene/qa/qa_03.html
お礼
ファーストプラズマは2025年に開始されるようですが、核融合運転開始は2035年となっています。
補足
>核融合でプラズマが発生すると考えればよいのでは それでは、プラズマ運転開始から核融合運転開始まで10年もかかる理由は何なのでしょうか? 核融合でプラズマが発生するのであれば、 プラズマ運転開始=核融合運転開始 となるように思うのですが、
お礼
ご回答ありがとうございました。 >プラスマを単純に核融合で動かしても核融合には繋がりません。そもそもファーストプラズマではD-T反応(重水素ートリチウム)は計画されていません。 2025年から2035年の間に、プラズマ密度を安定して上げる方法や温度を上げる方法などを確立せていく、ということなのですね。 ファーストプラズマの段階ではまだまだ核融合を起こす事ができないのが現状なのですね。 よくわかりました。