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拒絶反応
拒絶反応は細胞性免疫で起こると習ったのですが、体液性免疫で拒絶反応は起こらないのですか?また、それはなぜですか?
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- dedypraja
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回答No.1
拒絶反応は、一般的に細胞性免疫によって引き起こされますが、体液性免疫によって引き起こされる場合もあります。体液性免疫は、体液中の抗体によって異物や抗原を攻撃する免疫応答です。体液性免疫は、細菌やウイルスなどの病原体に対する防御に主に関与していますが、移植臓器の拒絶反応にも関与することが知られています。 ただし、細胞性免疫に比べて体液性免疫による拒絶反応は比較的弱いため、移植された臓器が適切に機能している場合、体液性免疫による拒絶反応が発生することはまれです。さらに、体液性免疫による拒絶反応は、主に移植された臓器に対する特定の抗体が存在する場合に発生するため、ドナーとレシピエントの組み合わせによって発生するリスクが異なります。 参考文献: Abbas, A. K., Lichtman, A. H., & Pillai, S. (2020). Cellular and Molecular Immunology (10th ed.). Elsevier. Colvin, R. B., & Smith, R. N. (2005). Antibody-mediated organ-allograft rejection. Nature Reviews Immunology, 5(10), 807-817.