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ワクチンと免疫応答について
おせわになります。 どうしてもワクチンのことで分からないことがあるので教えていただきたいと思い、質問させていただきます。 生ワクチンからは細胞免疫が、不活化ワクチンからは体液性免疫が作られるということですが、なぜ不活化ワクチンから細胞免疫がつくられることがないのでしょうか? またその逆で、なぜ生ワクチンから体液性免疫がつくられることはないのでしょうか? 概念的な回答でもかまいません。どなたか回答していただけると助かります。
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生ワクチンでは、細胞性免疫と液性免疫との両方が誘導されるのに対して、 不活化ワクチンでは液性免疫のみが誘導されます。 (お書きになっている内容とは異なると思います。) 生ワクチンは、弱毒化されてはいるものの生きた病原微生物ですので、 体内で感染状態が成立します。 この時、感染細胞を見つけ出して排除する仕組みが細胞性免疫です。 また生ワクチンは、異物でもありますから液性免疫も誘導されます。 不活化ワクチンは、異物ですから液性免疫が誘導されますが、 感染しませんから、細胞性免疫は誘導されません。 大雑把にはこんな感じです。