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iPS/拒絶反応が起きにくい免疫型を持つ健常者?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170201-00000530-san-sctch 他人のiPS移植を了承 理研など世界初の臨床研究、今年前半にも手術 産経新聞 2/1(水) 16:04配信 こちらの記事でiPS細胞を使って網膜細胞を移植するのに、”拒絶反応が起きにくい免疫型を持つ健常者の血液から、あらかじめ作って備蓄したiPS細胞を使用。”とあります。 拒絶反応が起きにくい健常者ってなんでしょうか???? 正直意味がまったくわかりません。 誰の細胞だろうとドナーが他人だったら普通移植されたら拒絶反応が起きるのではないでしょうか?

みんなの回答

  • lupin__X
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回答No.2

上位のHLAタイプではありません。むしろ特殊なタイプです。 Rh式の Rh null のように、ほとんど抗原を持たない人から、提供して もらう必要があります。HLA で抗原をほとんど持たないのは、ありえ ないでしょうが、抗原が少なく移植適合タイプの広い HLAタイプが、 望ましいでしょう。今回計画のHLAタイプは、約17%に適合とかです。 移植適合タイプの広い特殊なHLAタイプを十数種用意できれば、かなり の率カバーできると予想したのです。 また、内臓と違って目は、血液と隔離されている部位が多く、角膜は、 拒絶反応が起こりにくいのです。網膜はどの程度かは、知りませんが、 同様に起こりにくいかもしれません。 もっと詳しく知りたいなら、最先端の研究者の論文等を読むことです。 たいてい英語で、情報量が多いでしょうね。

jkpawapuro
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • lupin__X
  • ベストアンサー率82% (294/356)
回答No.1

次の(X)(Y) どちらが危険か わかりますか。 ---( ABO型式血液以外の免疫関係の遺伝子は同じとして) (X) O型の血液をAB型の人に輸血 (Y) AB型の血液をO型の人に輸血 O型:赤血球には 抗原Aも抗原Bもなく、血清は抗体Aも抗体Bもある。 AB型:赤血球には 抗原Aも抗原Bもあり、血清は抗体Aも抗体Bもない。 答えは(Y)の方が危険です。組み合わせで危険度が違うのです。 (X)のように違っていても拒絶反応の起きない組み合わせがあるのです。 血液を臓器としてみたら、AB型の血液は、他の血液型の人に輸血できず、 O型の血液は、他の血液型の人にも輸血(移植)可能です。 実際には、同じ血液型で輸血します。4種類で、用意できるからです。 赤血球には、Rh式もあります。 D抗原,C/c抗原,E/e抗原で判定、免疫の強さは D>E>c>C>e 。 最も強いD抗原ありをプラス、なしをマイナスといいます。 Rhマイナスの人は、少なくかつ注意が必要です。 臓器移植では、白血球の型の HLA が、ヒトの主要組織適合性複合体(MHC) で、ほぼすべての細胞の免疫に関係しているそうです。 6つの座があって A-C-B-DR-DQ-DP と各座に数十種類あります。両親から 受け継ぐので各座2セットあります。両親が同じ兄弟姉妹の場合、1/4の 確率で、HLA が一致しますが、他人では、数万分の1以下になります。 臓器移植では、A,B,DR の3座6抗原の一致が重要で(造血幹細胞ではCも)、 調べられます。HLA は、本格的な免疫のため、組み合わせによっては、 かかりやすい病気があります。(下記URL参照) http://hla.or.jp/about/hla/ 以上より、iPS細胞での移植用臓器は、HLAの組み合わせの内、拒絶反応 が起きにくく、病気にかかりにくく、かつ多くのHLA型をカバーできる 十数種類のHLA型に絞られるのが望ましいでしょう。

jkpawapuro
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

jkpawapuro
質問者

補足

HLAに型があることは知っていますが、上位十種類のHLAタイプを集めたところで日本人の20%にも遠く及びません。 十種類のHLAタイプを集めて十数%の人口にマッチするHLAタイプのiPS 細胞を作ったら、それが適応するのは結局その十数%の患者なのではないでしょうか? ABO式血液型であればO型がありますが、抗原が存在しないHLAタイプがあるわけじゃないんですよね? それでなぜ一般的な治療に結び付けられるのか結局わかりません。