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数学の問題です。初歩的なことがわかりません。
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正数A、Bに対し、A*B を計算するとき、そのまま手計算をするのが面倒なことがあります。このようなとき、 log(A*B) = log(A) + log(B) により、「積」が「和」になることを利用して計算します。(かつてはこのようなことがよくありました。このとき、「常用対数表」を「使います。今では「電卓」が簡単に手に入り、このような対数計算は利用されませんが) -------------- x = (2.73*4.34)^(1/3) の計算は簡単ではありません。そこで、両辺の対数(常用)をとり、 log(x) = (1/3)*{log(2.73) + log(4.34)} = 0.35788・・(表より) ここで「表」を”逆利用”し、対数値が0.35788になる真数xを求めます。
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- staratras
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- staratras
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なお蛇足ですが、約2.28を近似値として求めるだけなら、対数表を使わず、また開立計算を行わなくても可能です。 2.73×4.34=11.8482 であり、2^3=8<11.8482<3^3=27 だから (11.8482)^(1/3)=2+x とおける(0<x<1) 両辺を3乗して整理すると x^3+6x^2+12x-3.8482=0 ここで x^3の項は小さいので無視して近似すると 6x^2+12x-3.8482=0 ∴x^2+2x-0.64137=0 これを解いて0<x<1の解は x≒0.28 したがって(2.73×4.34)^(1/3)≒2+0.28=2.28
- staratras
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今から50年以上昔、パソコンや電卓が普及する以前には対数表が数値計算に使われました。回答者が所属していた高校の地学部の部室には「丸善七桁対数表」という本が備えられていました。彗星の位置推算をしたりするのに使われたのです。 原理は簡単で、対数計算では進数の掛け算が対数の足し算に、真数の割り算が対数の引き算に、真数のべき乗計算がlogの前に出せることを使うだけです。 ご質問の計算を正直にやろうとすれば、まず2.73×4.34=11.8482 を求めて 次にこの11.8482の3乗根(立方根)を求める開立計算をする必要があります。 筆算で開立計算を行うこともできますが、平方根を求める計算と比べるとかなり面倒です。 そこでlog(2.73×4.34)^(1/3)=1/3((log(2.73)+log(4.34))であることを使って対数計算を行います。回答者が現在所有している「常用対数表」ではlog(2.73)=0.43616 log(4.34)=0.63749 でしたのでこれを代入すると 1/3((log(2.73)+log(4.34))=(0.43616+0.63749)/3≒0.35788 です。 ここでこの対数表で対数が0.35788となる真数を探すと log(2.279)=0.35774 log(2.280)=0.35793 なので比例配分して log(2.2797)くらいだろうと計算できます。 関数電卓で計算すると(2.73×4.34)^(1/3)=2.279733733 となりました。