徳川家康は「源氏長者」として何をしたのか。

質問

慶長8年（1603年）2月12日、家康は征夷大将軍、右大臣、源氏長者、淳和奨学両院別当に任命されています。
Wiki「源氏長者」によれば、
「源氏長者は、源氏一族全体の氏長者の事を指す。原則として源氏のなかでもっとも官位が高い者が源氏長者となる（現任上首）。源氏のなかでの祭祀、召集、裁判、氏爵の推挙などの諸権利を持つ。」そうです。

質問です。
１．源氏のなかでの祭祀、召集、裁判、氏爵の推挙などの諸権利をもつのだそうですが、徳川将軍家は具体的にどんな祭祀をしたのですか。
２．また、「源氏一族全体の氏長者」ということは、源氏一族は、源平時代以降、結束が固かったのですか。そうであれば、関ヶ原合戦で源氏一族は、団結したのですか。
３．「源氏長者」ってのは実際のところ、名前だけのものであったのであれば、家康はなぜ源氏長者の任命に従ったのですか。
よろしくお願いいたします。

回答No.2

jkpawapuro · ベストアンサー

１これを源氏長者の祭祀というかは微妙ですが、以心崇伝、南光坊天海という僧界、神官界のトップを従え寺院諸法度を定め全国の寺社を統括しました。

２ほぼほぼありません。

３源氏長者となり将軍となれば支配領域（実質日本全土）における土地支配の任免権と軍事指揮権をえます。軍事政権として実質的な日本の支配者になります。その将軍となるための権威的根拠が源氏長者です。

お礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど！
寺院諸法度の解釈ですね。
源氏だけに限らず、平氏は勿論、すべての武家の先祖を弔い供養することも、源氏長者としての祭祀の範疇に入れてもよいと考えられないこともないですね。
それにしても「源氏」のネームバリューの凄さを知りました。
関ヶ原で勝ったとはいえ、家康はまだまだ不安で、「源氏長者」の名の持つ権威も欲したのは当然だったということですね。

回答No.3

jkpawapuro

＞関ヶ原で勝ったとはいえ、家康はまだまだ不安で、「源氏長者」の名の持つ権威も欲したのは当然だったということですね。

不安どころか、関ヶ原に勝った時点では家康はまだ天下は取れていません。
家康含め全ての武家は豊臣家の家臣で、豊臣家は現役ではないですが関白家（関白を輩出できる５摂家＋１の一つ）でもあります。
この家臣という軛から離れ豊臣家に対抗し凌駕する方法が一つは将軍、もう一つは朝廷の篭絡になります。

お礼

再度のご回答ありがとうございます。
よく分かりました。

回答No.1

gunsin

質問の主旨とは違いますが。
徳川発祥の地、世良田では、偽系図だと、地元の人々は、囁いて
います。
世良田東照宮を建立して、色々と優遇されたので、感謝してるとも。

お礼

ご回答ありがとうございます。
世良田を調べました。
徳川とはそのものずばり、川の名だったのですね。
新田と源氏の関連性を調べる上で参考になりました。