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言葉について
私、50代の男性です。最近というか、何年か前か分かりませんが、昨今という言葉をよく耳にする事がありますが、私が若い頃は聞いたことがありませんでした。この言葉はいったいいつ頃から使われるようになったのでしょうか?ネットで調べたのですが、見当たりませんでした。どなたかお分かりになる方いらっしゃいましたら教えてください。
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>この言葉はいったいいつ頃から使われるようになったのでしょうか? : 万葉集の「きのふけふ(伎能布家布)君に逢わずてする術の…」(15・3777)のように「近ごろ/最近」を意味する和語の漢語当て字(熟字訓)として「昨日今日」を、その後やがては二字熟語に簡約した「昨今」として、江戸中期の浄瑠璃で「昨今の者はしるまいが…」(近松門左衛門「冥途の飛脚」)あたりから用いられているようです。 >私が若い頃は聞いたことがありませんでした。 : 若年層向けの国語辞書では「さっこん【昨今】「近ごろ」「このごろ」の改まった言い方。例)昨今の世界情勢」(「ベネッセ国語辞典」)とあるように、「近時」「今般」「当節」「時下」などと同様、やや古風で片苦しい文章語の趣があって、日ごろの会話語ではあまり耳にしない類ではあるでしょう。 私の場合「気圧(けお)される」という言葉が聞きなれず違和感がありました。しかし調べたらどの辞書にも載っていました。それが気になりだしたら、その後は小説でもよく見かけるようになりました。 そのように、一度気に掛けるようになることでその後は「よく耳にする」という事象なのかも知れません。
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- staratras
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「昨今」という言葉は昔から使われている漢語です。とりあえず明治以降の用例を挙げておきます。 ◎昨今の有様を見るに、農工商の三民はその身分以前に百倍し、やがて士族と肩を並ぶるの勢いに至り、今日にても三民のうちに人物あれば政府の上に採用せらるべき道すでに開けたることなれば、よくその身分を顧み、わが身分を重きものと思い、卑劣の所行あるべからず。(「学問のすすめ」初編 福沢諭吉 明治4年) ◎(前略)昨今民心洶々上下相疑、動スレバ土崩瓦解ノ兆無之トモ難申勢ニ立至侯義、畢竟天下輿論公議ノ壅塞スル故ト実以残念ノ至ニ奉存侯。此段宜敷御評議ヲ可被遂侯也。 (「民撰議院設立建白書」明治7年) ◎ことによると黄檗に大徹という坊主がいたかも知れぬ。それにしては紙の色が非常に新しい。どうしても昨今のものとしか受け取れない。(「草枕」夏目漱石 明治39年)
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早速の回答ありがとうございます。なんと、明治時代からとは。そんな昔からある言葉たったのですね。私が子供の頃、大人のひとも使っていなかったような…。
お礼
回答ありがとうございます。私が学生時代も先生方も使用している人はいなかったと思います。テレビやラジオ等でも昨今聞かれるもので。確かに気にはなっているかもしれません。