- ベストアンサー
言霊信仰について
言霊信仰は、古代人にとってどのように受け入れられていたのでしょうか?本当に心の底から信じていたのか、儀礼的なものとして用いられていたのか。また、庶民にもそれは浸透していたのでしょうか。 それから、言霊信仰について書いてある、分かりやすい本があれば、紹介して欲しいです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
言霊の思想に関しては講談社学術文庫、豊田国夫氏の 「日本人の言霊思想」にも詳しいです。 言霊という考え方そのものは「コト」(事および言)の 「タマ」(霊、魂、玉、→命)ですから、根源的には アニミズム的な意味で捕らえればいいのではないかと 思います。その思想が歌や祝詞のような儀礼的側面と 融合するのも確かですが、きっぱり「信仰」か「儀礼」 か分けられるかというと、難しい気もします。 ただ言霊思想は文字と強く結びつくので、明確な「言霊」 の考え方は、文盲の庶民にはダイレクトに伝わることは なかったと思います。
その他の回答 (2)
- acacia7
- ベストアンサー率26% (381/1447)
言霊信仰の一部に「忌み名」という制度みたいなものがあります。 これは古来は結構日本では全国的に、世界でも似た様な制度がいろんなところであったらしいです。 で、その真髄は人の「真の名」であってその名を呼ぶことで人そのものを拘束することにありました。 命令やら約束やらを「真の名」の元に行うことで、逆らえなくなったりするというものです。 そして、その真の名を知られることは避けられ「忌み名」と呼ばれたというものです。 実際、現在も忌み名を持ってる人はいるんじゃないですかねぇ。
お礼
古代では庶民も「忌み名」を使っていたと認識しているのですが、そういう意味では庶民にも言霊思想は浸透していたと考えていいのでしょうか? 申し訳ないのですが、その辺りでもう少し詳しい考えも聞かせて頂けませんか?
- thing
- ベストアンサー率31% (36/116)
言霊信仰の専門的な書籍はあまり知らないのですが 井沢元彦さんの本は,分かりやすく、言霊について書かれていると思います。 「言霊」「言霊2」「穢れと茶碗」など読み物としても結構楽しめました。 井沢さんの説では、現代日本においても、まだ言霊信仰の弊害があるとのことで、井沢さんのライフワーク?である「逆説の日本史」などでも言霊がたびたび取り上げられています。 一度お読みになればいかがでしょうか。
お礼
ありがとうございます! 「言霊」で検索してもなかなか良い本が見つからなくて困っていたので、いろいろな本を紹介して頂いて嬉しかったです。 これから探して読んでみたいと思います!
お礼
豊田国夫さんは有名な方ですよね。「日本人の言霊思想」、ぜひ参考にさせて頂きたいと思います。 言霊思想は文字と強く結びつくとのこと、勉強になりました。また、そういった視点から調べてみたいと思います。ありがとうございました!