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中国の同姓不婚のメリットは何だったんでしょうか?
中国の同姓不婚のメリットは何だったんでしょうか?
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- fujic-1990
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「同姓あい娶らず」は、韓国でもそうですね。付き合う前に姓を聞き、付き合った後でも同姓だと分かると恋愛感情はスッと消え去るそうです。 これは素人の想像ですが、昔昔、その制度ができたころは人間の数が少なくて、誰とでも結婚できるとすると、近親婚が多発することになり、その結果血が濃くなって・・・ ということになり、 それを避けようとしたのが「同姓婚」のタブー視だったのだろうと推測しています。 DNAで全てが決まるわけではないですが、例えばDNAが同じだと、1つの病気の流行でその集団が全滅してしまう可能性が高くなります。武漢コロナウィルスでも、O型血液の人は若干感染率だったか重症化率だったかが、少ないのだそうです。 ニホンザルとかライオンとかが有名ですが、動物でも雄は成長すると群れを離れます。雌が離れる種類もあったかな。 どちらにしても、動物学者は「血が濃くなり過ぎるのを防ぐための自然の摂理」だと言っています。なので素人としては、「人間もそうだったのだろう」と思っているわけです。 つまり「同姓不婚のメリットは」、多種のDNAを持ち、どんな環境でも対応できる健康な子を産むことができること、でしょう。 余談ですが、年頃の女性は、例えば父親のような同じ(or 近い)DNAを持つ男性を「クサい」と感じ、避けるそうです。
近親交配の害に最初に気が付いたのは近親交配に特に弱い羊を飼った遊牧民ですが、中国人は近隣の遊牧民から早い時期にこの知識を仕入れました。日本では、兄妹で結婚してヒルコを産んだ、なぜ私の子は体が弱いのでしょう、などと最初の文学に書かれたり、エジプトで富と権力の希釈化を防ぐために王家が兄弟婚を繰り返してツタンカーメンのように生まれつき虚弱になっていた古代から、中国では近親結婚が健康上の不利益になると知られていました。日本の苗字は屋号のようなもので、領地を名乗ったり勝手に変えたりしましたが、中国の姓は血統を意味し結婚しても変わりません。そこで、近親結婚を避けるひとつの手段として、同姓は娶らずと法律で決められました。同姓であっても血縁であるとはかぎらず、母と子のように姓が違っても近い血縁は有り得ますが、あくまでも近親婚を避ける一つの手段で、当時なりのそれなりに妥当な思い付きでした。