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【電気】断路器のパワーヒューズのブレードが入るプラ
【電気】断路器のパワーヒューズのブレードが入るプラスチック製のブロックのスペースは消弧室の役割なのでしょうか? ヒューズがあるのに入切りすると火花が散るのでしょうか? ヒューズが溶断せずに消弧とはどういうことでしょう?断路器のパワーヒューズのプラスチックのブレードが入るプラスチックの部分の役割は何ですか?なんという名称でどういう役割のために付いているのか教えて下さい。
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質問中で、貴方が「 断路器 」と呼んでいるのは 気中負荷開閉器 ( LBS ) と推察します。「 ブレードが入るプラスチック製のブロック 」は貴方が推察する様に 「 消弧室 」そのもので、大部分は耐熱性のフッ素樹脂でできた、接触子の入り込むスリットのある白色製の平べったいブロックです。従って、活線状態で脚立などで上記スリットの前に顔を置いて点検したりするのは、絶縁距離があったとしても大変危険です。 「 ヒューズがあるのに入切りすると火花が散るのでしょうか? 」という質問ですが、貴方はヒューズが断線した貴重な瞬間を目撃したていうことですね。別の質問の私の下記回答を読んでほしいのですが、高圧用パワーヒューズというのは「 最低遮断電流 」というのがあって、それ以下の過負荷電流などで断線すると電流が遮断できずに、磁器製のヒューズリンクが爆発して粉々に吹き飛んでしまいます。その為、そのような低電流域で断線した時に備えて、ヒューズリンクの端に「 ストライカー 」と呼ばれる、断線すると飛び出す突起の設備を持っていて、このストライカーによって気中負荷開閉器 ( LBS ) を自動遮断して遮断失敗と爆発を防いでいます。本当の短絡が起きた時には kA オーダーの電流をヒューズリンクのみで遮断可能ですが、最低遮断電流以下の断線では 気中負荷開閉器 ( LBS ) の助けを借りて遮断しているのです。 また、この機構は三相の三本のヒューズリンクの 1 or 2 本だけが断線した時に 気中負荷開閉器 ( LBS ) を自動遮断して欠相饋電を防ぐ役割も果たしています。また、手動による通常の負荷開閉でも消弧遮断の役割を果たすことは勿論です。 https://okwave.jp/qa/q9828548.html なお、ヒューズリンクが断線した時は、たとえ 1 or 2 本だけが断線した場合でも3本すべて交換が必要なことは取扱説明書を見て確認しておいて下さい。