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江戸時代。「裁判」という言葉の意味。
徳川吉宗に献上される象を、街道筋の多くの人が見物したそうです。 備前国を通行する際の注意書きを読んでいると「裁判」という言葉が出てきます。 下記のような例ですが、「裁判」をどう解釈すればよいのか、教えてください。 一 備中中島渡し場ヘは中平太舟一艘岡山より廻し申すべく候、右の場所裁判、大庄屋・名主・五人組頭罷り出で候ように申し付くべく候 一 野辺にて見物つかまつる老若男女へはそれぞれ百姓どもを裁判に差し出し、遠遠と見物つかまつり候ように申し付くべく候 一 町並の所は家の内に随分静にいたし、外へ出で申さぬように是又裁判人を申し付くべく候 よろしくお願いいたします。
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門外漢が云うのもアレですが、この場合字義のほうが見られるべきでは無いでしょうか。 裁く(さばく) の意味 goo辞書 https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%A3%81%E3%81%8F/ ココの、 裁く(さばく) の意味 さば・く【裁く/×捌く】 の解説 [動カ五(四)] の、3に、 ”3 ごたごたした物事や複雑なことを、適切に処理する。「会社を一人で―・いている」「もめごとを―・く」” と、有ります。 これに則ると、 「〜備中中島」の、くだりは 備中中島渡し場ヘは中平太舟一艘を手配し、向かわせるようにするので、この場所の現場の保全管理などのため、大庄屋・名主・五人組頭を出頭させるように手配をする事。 次は、 その辺で見物する野次馬には、近くの農民たちを周辺管理に当たらせて、遠くからの見物のみさせるように、申し付けておくこと。 最後は、 町中の所は、十分に静かにして家から出ないようにさせるため、そのための人員の用意を申し付けておくように。 と、解釈することができるかと。 輸送にあたっての現場監督的人員の手配や、役人を配置するべくも無い沿道警備の手配についてのモノでは無いでしょうか? 裁判の2文字とも、「さばく」の意味が有り、連ねることで強調している単語なのかと。 近代以降に翻訳によってもたらされた意味とは異なると思います。
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- oska2
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>徳川吉宗に献上される象を、街道筋の多くの人が見物したそうです。 はるばる長崎から、東海道を江戸へ向かいましたね。 将軍に直接目通りするので、朝廷に命じて像に「広南従四位白象」という官位を授けました。^^; 歴史上、像では一番高い官位です。 >「裁判」をどう解釈すればよいのか、教えてください。 江戸時代の「裁判」は、次の意味を持ちます。 「不平不満や要求などを申し出ること。 請願。 嘆願」 つまり、お像様が通過する街道筋の農漁村・宿場で何かあれば訴えても良いよ!という事です。
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ご回答ありがとうございます。 何かあれば訴えてもよい、という意味ですか。 なるほど!
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど!!よく分かりました。 すっきりしました。