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大東亜共栄圏、なぜ中国と非共闘?
戦前、大東亜共栄圏の為に、日本は何故に中国と共闘しなかったのですか?
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- D-Gabacho
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汪兆銘政権(中華民国国民政府)とは共闘しています。 汪兆銘政権は米英に宣戦布告してますし、大東亜会議にも出席してます。 Wikipedia 汪兆銘政権 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%AA%E5%85%86%E9%8A%98%E6%94%BF%E6%A8%A9
- eroero4649
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当時の中国の表向きの政府は国民党政府です。これ、今の台湾政府です。 国民党政府を作ったのは孫文で、孫文は日本に亡命していたこともあったので孫文が生きていた頃は日中関係は良好でした。 しかし、孫文が亡くなると中国は事実上四分五裂の状態となります。表向きのリーダーは蒋介石なのですが、これが困ったことに誰も彼のいうことを聞かない。中国各地には軍閥というリーダーたちが群雄割拠するような状況だったのです。そしてこの軍閥がてんでに好き勝手をするのです。 例えば、満州に日本は鉄道の権利を持っていたのですが、そのすぐ近くに満州の軍閥が勝手に鉄道を敷いて、日本の鉄道(満州鉄道)より安い値段で営業する、なんてことをやっていました。 これに日本政府は再三蒋介石に抗議するのですが、蒋介石は「あいよ。よくいっとくよ」というのに全然改善しない。「俺はいってるんだけどさー、聞いてくれない訳よ」という状況なのです。 それに加えて毛沢東の共産党ゲリラなんかも出てきて中国国内はもうグチャグチャになります。 あまりに軍閥がやりたい放題をするから、イラついた日本軍はその軍閥のボスである張作霖を爆殺して満州事変を起こします。 日中戦争勃発の直接の原因となった盧溝橋事件では、日本軍も中国軍も「相手から発砲してきた」とお互いに主張していました。割と最近になって、日本軍と中国軍との間に密かに潜入した共産党ゲリラが両軍に発砲したということがほぼ明らかになりました。確かに両軍にとっても「相手から発砲してきた」ですよね。日中戦争が泥沼化することで一番得をしたのは毛沢東ですから、そらそういうことも起こしますよね。 あまりに蒋介石がグダグダなので、イラついた日本の近衛文麿首相が「もうアイツ(蒋介石)と話をしても全然進まないから、アイツとはもう交渉しない!」とキレて更に日中関係が悪化することにもなりました。 けれどどのくらい日中がグダグダだったのかというと、日本は中国と戦争しながら、その中国の大冶鉄鉱山から鉄鉱石を購入していたのです。つまり戦争相手から鉄鉱石を買って、その鉄鉱石で作った武器で戦争するということをしていたのです。 日本は1940年に武漢作戦といって、あの武漢に軍隊を進めて東京オリンピックが中止に追い込まれたのですが、武漢に軍隊を進めた理由が大冶鉱山の補給ルートを確保するためでした。「武漢と東京オリンピック」って因縁めいているんですよ。 はい、ここで気づかれたと思います。私、現代の話をしてるんじゃないんですよ・笑。 質問者さんの「なんで当時日本は中国と手を結ばなかったのか?」という質問は「なんで安倍晋三は中国と手を結ばなかったのか?」という質問をほぼ同じなわけであります。なんでシンゾーさんは中国と手を結ばなかったのですかね?トランプと手を結ぶより、大きな利益があったかもしれないのに。
- fujic-1990
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「大東亜共栄圏」とか言い出したのは、1940年、松岡外相談話以来です。 日清戦争が終わったのが1895年で台湾を取っていますし、中国から土地をぶんどって満州国を成立させたのが1932年だそうですから、まあ、良心があるなら、「一緒に栄えましょう」は無理かと思います。
お礼
ありがとうございます。敵同士でも共通の利害があれば手を結べそうな気はしますが、中国や韓国は弱くて共闘するに堪えなかったのでしょうか。何か共闘するべく交渉・話し合いは無かったのでしょうかね。
お礼
ありがとうございます。信用出来ないという事ですね。安倍の場合、中国とは互恵関係と言って歪な形で手を組んでたようには思います。戦前も、何も屈服させなくても諸外国同様、租借したりもっと穏便な方法があったように思います。軍部が現場レベルで暴走したり、政府の意見が通らなかっったりするから、穏便には行かなかったと言ってしまえばそれまでですが、権謀術数いは長けていたのだからもっと巧いことやれなかったのかなと思いました。