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無意識
無意識にする行動って本当に意識がないのでしょうか?脳から信号を送らなければ手を動かしたりできないと思うのですが。変な質問かもしれませんがお願いします。
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- lllll
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追記です。 脳が、「この決定と行動は記憶しなくてもいいや」と判断したら、意識のほうに情報を渡さないので、無意識のままの行動となる。 ということは、癖について想像をたくましくすると、 無意識で頭をかいているときに、無意識が、「前に人に指摘されたいやな記憶があるから、ここらへんで意識に知らせて、将来の行動の方針を考えさせたほうがいいかな」と判断して、意識に情報を渡す。意識は、いつもの癖で頭をかいていることに、はっと気付き、『前に人に指摘されていやな思いをしたから、これからは頭をかかないようにしよう』と思う。この方針が脳にインプットされる。しかして、次に無意識が頭をかきたくなったときは、無意識はかくのをためらいつつ、ちゃんと意識にも情報を送るのですかね。ややこしい。
- lllll
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ブルーバックスの本で読んだのですが、 実験:被験者の脳波を測定しながら、テレビを見せて、リモコンを渡し、チャンネルを変えたいと思ったときに変えさせる。 結果:被験者がチャンネルを変えたいと「思う」より少し前に、脳波を見ている人は、脳波から、被験者がチャンネルを変えたくなることがわかる。 のような感じでした。 もうひとつ、 腕を任意に動かした。←実は、自分が腕を動かそうと「思う」前に、腕を動かすことは無意識が決めていた。動かし方も、無意識があらかじめ決定したとおりに動く。 「思ってから動かした」という記憶は、ときには脳が時間の前後を並べ替えて加工した記憶である。脳は一瞬のことについて、情報の時間の順序を並べ替えて記憶するのが得意。 例:左の丸が右に移動するパラパラマンガの理解(記憶)の手順。 (1)左の丸を見る→(2)右の丸を見る→(3)真ん中に、移動途中の丸あるいは軌跡の存在を創作(錯覚)する→情報を、(1)(3)(2)の順に並べ替えた記憶に加工し、「意識」に情報を送る。 どういうことかまとめると、 「意識は全て、無意識の自分が何かを実行したことの記憶である」これは、専門家の間で認められている事実だそうです。 ほかの脳の働きに関する書籍には、次のようなことが書いてありました。 無意識の動きはロボットのようにシャープなものでなく、無駄な動きと思えるような絶え間ないゆらぎの中で最適値に落ち着くようなものである。たとえば、食卓で、箸を次にどのおかずにつけるか、よく観察すると、箸の先端はあちこちのおかずを向いて優柔不断に揺らいでる。被験者の意志は入っておらず、自分の手がそうやって迷っているとは、全く意識していない。あっちこっちと迷ったあげくに、あるおかずへ端が伸びようとする。このときやっと、被験者は、自分が次のおかずを選んだと「思い」ながら、箸を伸ばす。 これを劇団などの人が演技するときの難しさ。自分の意志で、あっちのおかず、こっちのおかずと箸を「順調に」進める姿が、なにが違うのかなわからないがなんとなく嘘っぽく見えるのは、意志決定する前の、無意識の優柔不断でごく微細なゆらぎがないためである。 (注意:意識的に「どのおかずにしようかな~」と思う迷いとは違います) いかがでしょうか。
- blueseman
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あんまり難問過ぎて、私にはちょっと手にあまります。想像で答えさせて下さい。 例えばスポーツ選手等は、様々な動作(ボールの飛球方向に奪取して捕球して送球する。ボールが来たら頭で考えずに、瞬時にこの辺りにこれ位の力でバットを振り出す。テニスでここら辺にこの位のスピードでボールが来たら、この程度ダッシュしてこれ位でラケットを振り切れば良い等々)を反復訓練する事により、殆ど無意識で行います。これは大脳生理学的には新しいニューロン同士のシナプス形成の結果と説明されています 我々の日常でも最初できなかった事が無意識の内に出来るようになります。自動車の運転も意識して(ハンドルをこの位切ろう)とか考えずに運転してますし、目の前に子供が飛び出せば(危ないから、ブレーキを踏まなければならない)とか考えずにとっさにブレーキを踏みます。 これらは結局新しく形成された(本能ではない)「無意識シナプス構造」が、何かのきっかけ(球が飛んでくるとか、子供が飛び出す)で自動的に作動するのだと思います。従って、いわゆる意識下での行動ではないと考えられます。 足を動かす(例えば貧乏揺すり)とか頭をいじるとかの一見、癖の様に見える物も知らず知らずの内に反復練習を重ねてその人特有の「無意識シナプス構造」がいつの間にか形成され、何かのきっかけ(ちょっとしたストレスとか、あーあ面白くない授業だなとか思う気持ち)が引き金となって作動するのではないかと考えます。 私の乏しい医学的知識ではこの程度しか類推できませんし、学生時代に習った記憶もありません。どちらかと言えば文学部心理学系の研究かと存じます。 確かに3の方の仰る様に、小脳は古い脳で動物行動の基本になり、大脳はこれらを統合する役目を果たしています。3の方がこういった大脳生理のご専門でいらっしゃる様で、専門的にはスキーマやスクリプトを理解しないと判らないと思います。私にはちょっと難しくて判りかねますが、素人の考えでは以上の様ではないかと存じます。あしからず。ごめん下さい。
お礼
私の変な質問にも丁寧に答えていただきありがとうございました。
>無意識で行われる行動はどのように行っているのでしょうか? 小脳の中に「スクリプト」もしくは「スキーマ」などと呼ばれる自動実行プログラムの類を作成し、そのプログラムに従って、小脳が手足などに命令をくだします。 このとき、プログラムを作成するのは大脳ですが、実際に作成されてしまえば、あとは小脳がやってくれます。 小脳が自動実行するプログラムに対しては、大脳は「間違いに気づいた時点でキャンセルする」権限を持っています。 また、「パンを作る」「自動車を運転する」といった複雑な作業の場合、「重要な判断は大脳が下し、重要でない判断は小脳が下す」といった連動作業も可能です。 そして、この連動作業こそが、無意識と意識の境界が曖昧になってしまう原因でもあります。 一般に「手馴れた作業」と呼ばれている作業は、途中々々で大脳が色々な判断を行っているので、つい意識的にやっているのだと思いがちですが、実際にはほとんどの作業を小脳が行っており、大脳は重要な部分の判断をしているだけです。つまり、それ以外は全部無意識なわけです。
お礼
ありがとうございました。
- blueseman
- ベストアンサー率35% (61/170)
意識と言う物をどういう風に捉えるかと言う事がまず問題だと思います。 物が飛んできた時、反射的に体をよけるとか、目をつぶるとか、手で顔を覆うとかいう行為は、恐らくあなたが言ってる無意識に行う行為ですが、これは医学的には反射という行動で、人間が生まれながらに本能として備わっているもので、赤ちゃんでもします。 医学的には意識がなければ(完全な睡眠状態や失神状態)、こういう行動は起こりえません。 基本的に人間の生命活動の大部分は脳からの指令で行われますが、まれにそうでない心臓の自立的拍動等があり、これは脳死と関連してきますね。その他の内臓活動は自律神経(交感神経、副交感神経系)が関与してますので、何らかの脳との関連はあると思います。 意識と言う定義をまずきちんと設定しないと、この質問に回答する事は難しいですね。
お礼
ありがとうございました。
補足
お礼の後にすみません。 さきほど反射は本能として備わっているものだということはわかりました。では癖のようなもの(いつのまにか足の指を動かしていたり、頭を触っていたり)は無意識でしているように思えるのですがそうではないのでしょうか?
そう思ってしまうのも無理もない話ですが、そもそも「意識が脳をコントロールしている」という考え方自体が間違いなのです。 意識とは、「脳が作り出しているもの」の一部にすぎません。 「意識をコントロールする」以外にも、脳は本当に数多くの作業を行っています。 一般に、脳が作り出す意識以外のものは全て、無意識と呼ばれています。
補足
即レスありがとうございます。 >脳が作り出す意識以外のものは全て、無意識と呼ばれています とありますが、無意識で行われる行動はどのように行っているのでしょうか?
お礼
丁寧に答えていただきありがとうございます。参考になりました。