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接地抵抗値が規格を外れていた場合について
たとえば高圧受電設備において、A種接地抵抗値が規格(10Ω)を超えていた場合、どのような弊害が考えられるでしょうか? またそれがSOGのGR動作に影響を与えることがありますでしょうか? ご教示お願いします。
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元電工の爺さんです、大昔発変電所ダム等で接地工事に関りました ので思い出しながら、関係事項を記載してみます、不教示です・・! 結論 弊害は規制を守らないので「技術基準違反」になりましたが、今は 解釈に記載ではないでしょうか?(基準記載なら基準違反です) ならば大きな弊害などはなく、立入り時に発覚しても、順法指導 を受ける程度かも? 検討 1.関係実例 (1)JA発電所で接地抵抗不備が判明し、即(数日中)隣接畑地に 応急接地電極を施工し並列接続して対応。 (2)接地抵抗測定ご不備が判明するも、責任者の方が測定方法が 悪いとご自分でCPE場所指定、測定され、クリア値となった。 (3)変電所だったか、測定は雨上がりの後にしてくれでクリアと。 ・・・・みなさんご苦労されているようでした。 2.接地抵抗値について (1)規制値ですので守るのが絶対必要ですが、年中・設備中常に 満足しているか?→本当に必要ならば常時監視する必要も! (2)抵抗値が多少オーバで現実的な事例は、基準違反以外では聞 いたことはありません。(昔のことですので) (3)B種やD種は時間による緩和措置がありますが、A種が無のは どうしてか不明のような・・・緩和措置があれば・・・!。 3.SOGのGR動作について 次のことから影響は微小ではないかと予想します!! (1)高圧ですので、非接地系と考えます、従いまして地絡電流は 1線地絡電流と考えます(対地充電電流・・・対地容量分) (2)1線地絡電流は、架空とケーブル長での計算式がありますが 多めの10Aで考えてみます。 B種が15Ωと厳しいけど! (3)接地抵抗電圧は10A×10Ωで100Vとなります。 一方対地充電電流分の電圧はV0で3900Vとすると、電圧 は39対1です・・・インピーダンス比です直列ですので! (4)ザックリ3%ですので、抵抗とコンデンサでπ/2位相差も あることからすると接地抵抗分は非常に微弱で20Ωでも 大きな地絡電流の差にはならないようにも考えます。 このことから抵抗地の変化がGR検出感度に影響も微小では。 (5)需要家のSOG同様、変電所の各回線にはDGなるものが設置 され同様に線路・需要家内地絡保護しているようですが、 これは線路の、木や竹の接触でも地絡遮断するそうです、 金属ではない木や竹の根は、接地抵抗はD種以上はあると 予想しますがかなりの高感度(感度5kΩ?)で遮断と。 ・・以上程度が記憶内容の全貌です、参考頂ければ幸いです。
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- fjnobu
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接地間の電圧が高くなって、感電の危険が増えます。GR動作をしなくなることがあります。