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RT-PCR法について
RT-PCR法を勉強していて疑問に思ったのですが、 cDNAを増幅した後、mRNAをつくるとき、作られたmRNAはcDNAとハイブリダイズしていると思うのですが、そのハイブリダイズしているcDNAはもう鋳型として使われることはないのですか?それとも一本鎖になって、またmRNAを作るための鋳型として使われるのでしょうか?
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RT-PCRとは「reverse transcriptionでmRNAからcDNAを作り,このcDNAをテンプレートにしてPCRを行う」方法を指します.2つの反応は別々に行うのです.RT反応でテンプレートとなるmRNAは組織,細胞株などから抽出したものを用います.ですから,通常「mRNAをつくること」はありません. 遺伝子の発現の有無や量をmRNAレベルで調べるときやタンパクをバクテリアなどの系で発現させたいときなどにこの方法を使います.
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- hebikera
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若干誤解があるかもしれませんね。 生物の体内でゲノムDNAから転写されてできるのがmRNA。 このmRNAを逆転写(RT)してできるのがcDNA。 普通、PCRでcDNAを増幅してもmRNAにはなりません。 増幅されたものはcDNAです。 ちなみに2本鎖のcDNAはどちらも鋳型になります。
お礼
勘違いしていることが解決いたしました。 mRNAを作るところも反応に含まれていると思い込んでいましたが、 違うのですね。PCR法については、理解できたのですが、RT-PCRはどこを調べていいのかわからなくて、、、。 でも疑問が解決してよかったです。ありがとうございました。
- courreges
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>cDNAを増幅した後、mRNAをつくる というのはどの段階のことですか? RT-PCR法は 抽出RNA ↓ RT(逆転写反応) cDNA ↓ PCR PCR product のような流れですが. それともこの前,もしくは後にin vitroでmRNAをつくらせるということですか?
補足
>cDNA ↓ PCR PCR product の段階でmRNAが作られると私は解釈していたので、この段階のことをさしているのですが、、、。 >抽出RNA ↓ RT cDNA の段階でもできるのでしょうか? まだ、勉強したてなもので、間違った解釈をしているのかもしれません。 もしよろしければ、そこのところも教えてください。
お礼
やっぱりそうだっだのか、、、。 インターネットで少し調べたとき、「RT-PCR法によるmRNAの検出」と書いてあるものがおおかったので、かってにmRNAを作ることが最終目的だと思い込んでいました、、、。 とても勉強になりました。どうもありがとうございます。