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お殿さまの食事
「武士の一分」という映画を、DVDで見ました。お殿様の食事って、お殿様が食事をする前に、毒味役というのが、試食をして、毒がないことを確認して、それからお殿様のところに運んで、……という段取りのようなのです。 疑問に思ったのですが、「お殿様って、熱々、ホカホカのおいしい食事」というのは、口にすることができなかったのでしょうか???という疑問です。 ふと、落語の「目黒のさんま」というのを思い出しました。お殿様って、意外とかわいそうな一面もあるのだなぁって。
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将軍だと庶民と比べて高価なものは食べれたけれども炊き立てご飯や熱々の汁物は食べれなかったみたいです。沸騰したお湯にいれ釜で蒸したものを食べていたので美味しくなかったみたいです。やっぱり毎食毒見役を通していたので冷めてしまうとのことです。 将軍には、儀礼的に食べられない物があって 将軍様の前では、全ての食べ物にも格が与えられ、格下の食べ物は「以下物」といい、どれだけ美味しかろうと、将軍の食膳には、決して並びませんでした。 「以下物」には色んなものがあり、例えば魚類では、サンマ、イワシ、フグ、マグロなどがありました。 落語に「目黒のさんま」というものがあるが、これはサンマが「以下物」であり、普段は将軍の目に触れる事のないものだったか成立する噺である。
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- SPS700
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一昔前『天皇の料理番』みたいな名前のドラマ(下記)で、みたように思います https://www.tbs.co.jp/tenno_no_ryoriban/story/story03.html 厨房から天皇の御座所までに料理が冷えてしまうので、揚げたての天ぷらを召し上がっていただくまでのややこしい手続きがあり、やっと許された、とか。
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ありがとうございました。
- nekosuke16
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お殿様の生活空間である本丸御殿は、お城の台所との距離感やお毒味の手間からも、そうそうホッカホカの熱々や暖かいものは食べられなかったのかもしれませんね。 「目黒のさんま」もさることながら、今ではマグロといえば大トロですが、城中では脂っこいだけの不味い部分、猫も食べない「猫跨ぎ」とあだ名されるほどの下魚であり、下級の庶民が食べるか、畑の肥料かという存在で、当然、お殿様の口には入らなかったようですよ。
お礼
ありがとうございました。 お殿様の生活空間である本丸御殿は、お城の台所との距離感やお毒味の手間からも、そうそうホッカホカの熱々や暖かいものは食べられなかったのかもしれませんね。……やはりそうですか。 城中では脂っこいだけの不味い部分、猫も食べない「猫跨ぎ」とあだ名されるほどの下魚であり、下級の庶民が食べるか、畑の肥料かという存在で、当然、お殿様の口には入らなかったようですよ。……「食習慣の違い」と片付けてしまえばそれまでですが。もっとも「大トロ」なんて、今でも口にする機会なんてありませんが。泣 「猫跨ぎ」というのは今でも使いますね。
お礼
ありがとうございました。 どんな字を当てるのかわかりませんが、落語では、サンマのように下々の食する魚ということで「げすうお」と表現していたように記憶しています。 「フグ」も入っていたのですか。もっとも私も、「フグ」なんて高級魚は口にできませんので、「将軍様並み」ということですかねぇ。笑