粉塵爆発の主要な被害要因

質問

小説で稀に「素人でも使えるお手軽爆弾」扱いされる粉塵爆発ですが、殺傷力としてはどのような要因が大きいのでしょうか？
　なお、wikiにあった釜山射撃場火災のような、二次的な要因による被害は除き、あくまで粉塵爆発による被害のみを考えるものとします。
　以下、自分が考える要因を列挙します。

・高温による皮膚の火傷
・高温による粘膜(目や気管支)の火傷
・轟音(空気の振動)による鼓膜、肺へのダメージ
・爆風により吹き飛ばされる事による打撲、裂傷
・爆風により吹き飛んできたもの(落盤も含む)による打撲、裂傷
・酸素が燃焼する事による酸欠
・一酸化炭素が発生する事による一酸化炭素中毒

　小説の描写を見ると「高温で焼き尽くす」ようなイメージがあるのですが、実際は酸欠が一番多いかな、と考えています。
　落盤が起これば致死性は高いですが、これは起こる可能性が低そうですし。

　どうか皆様の知識を分けて下さい。

回答No.1

kon555 · ベストアンサー

粉塵に限らず、爆発の物理的な正体は「劇的な圧力変化」です。もっとも致死的なのもこれですね。次点で高温でしょうか。
　この動画が非常に分かりやすく解説されています。
https://www.youtube.com/watch?v=xLpRQ5eSQZ8

お礼

回答ありがとうございます。

紹介して頂いた動画、とても参考になりました。

粉塵爆発への対策が、密閉空間を一部開放する事で発生した圧力を逃がす事なのは、逆説的に圧力が粉塵爆発の最も危険な要因である、と感じられました。熱等に関しては、一瞬なので対策が取りようがない、という面もあるでしょうが。

例に上がっていた渋谷温泉施設爆発事故でも、死亡・負傷原因は打撲。
名古屋立てこもり放火事件では、爆発自体よりも、その後の火災による被害が大きいような印象を受けました。

実際に起こった爆発とその結果なので、推測ではなく事実を知る事ができました。ありがとうございます。

回答No.4

mimazoku_2

＞逆に言うと、物量が揃わない限り威力がない＝全体としては兎も角、局所的な威力は低い、とも考えられます。

まあ確かにね。
昔、キッチンでこういう事故例がありました。
フライパンで袋ヤキソバを作っている時に、ソースの粉をコンロに火が付いたまま入れてしまい火傷を負ったと・・・。
これも小規模ながら「粉じん爆発」の一種です。

お礼

回答ありがとうございました

回答No.3

airwave2200

粉塵爆発は一応爆発と言う表現ですから燃焼速度は速いものなんでしょう。
重度の火傷や酸素欠乏に到るには短時間では無理があります。爆発の衝撃波が人体に１番ダメージを与えるのではないでしょうか。
その次に爆風とそれに伴う熱風に因る火傷かと思います。

お礼

回答ありがとうございます。

＞重度の火傷や酸素欠乏に到るには短時間では無理があります。
確かに、範囲内の酸素が全て消費されても、密閉空間でない限り、爆風で空気がかきまぜられるので、重篤な酸素欠乏にはならないような気がしますね。

回答No.2

mimazoku_2

爆発＝＞連続した急激な燃焼

なので、体表面の火傷、呼吸による呼吸器系の火傷、酸欠による問題などがあると思います。

なお、粉じん爆発は威力は弱いが、粉状の物体が適度に空気と攪拌されれば、あとは点火を待つだけです。
時々、北海道のサイロで粉じん爆発がありますよ。
物量が揃えば威力はあります。

お礼

回答ありがとうございます。

＞物量が揃えば威力はあります。
逆に言うと、物量が揃わない限り威力がない＝全体としては兎も角、局所的な威力は低い、とも考えられます。
対建物なら兎も角、対個人用としては、あまり有用でない気がしますね。