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日本の自然科学の基礎研究はなぜ飛び抜けているのか?
日本人ノーベル賞受賞者においては,21世紀に入ってからで見ると,自然科学部門の国別で日本は米国に続く世界第2位のノーベル賞受賞者数となっています.米国には世界中から多くの優秀な研究者が流れてくることも あり,米国が1位というのが納得できますが,なぜ日本はこれほどまでに自然科学部門の基礎研究に強いのでしょうか?(日本は島国で資源が無いから科学技術に力を入れざるを得ないという意見もあると思いますが,受賞者のほとんどは大学教授なのでそこはあまり関係ないように思います.(大学教授の人口比は日本が特別多いわけでもないので)). 日本が自然科学の基礎研究に強いのは何に一番起因すると思いますか?
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- koncha108
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ノーベル賞受賞者も含めた日本の科学技術の研究者は、今後日本人はノーベル賞を取れなくなると悲痛な訴えをしています。その根拠は中国の基礎研究に対するお金の掛け方や、論文数が今圧倒的に増えていて、日本は太刀打ちできないからだそうです。また、ノーベル賞級の科学者が生まれるには、裾野となる基礎研究を受け入れる環境が必要だそうで、サッカーに例えれば、少年リーグから、ジュニア、プロの下部リーグ、トップリーグへと繋がるピラミッドが大きければ大きいほど、一流選手が出てくるのと同じだと思います。 裏を返すと、日本はかつてアメリカにつぐ世界第二の経済大国で、人口も多く、高度経済成長の時代には理工系を目指す学生も多く、また企業は短期的には貢献しない中央研究所を設立するのが一時期ブームでした。理工系の博士課程を取得した人が大学に研究者や教員として残らなくても受け入れ先はたくさんあった。研究成果がノーベル賞として認められるためには20-30年と言う長い時間が必要とされることが多く、今現在の日本人のノーベル賞受賞は過去基礎研究が盛んだった頃の結果が今出ているに過ぎないと言うのが、警鐘を鳴らしている人たちの感覚だと思います。ノーベル賞の専攻で重要視されるのが、対象者の論文がどれだけ基本的な論文として他の研究者から参照されているかと言うこともある様で、たった一人の優秀な研究者だけじゃなくて、それを支えて参照しあって、高めていく様なコミュニティー的な下地も必要だと言われています。 その点では、日本で最初にノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士の時には、世界に通じる様な日本人研究者のコミュニティーも無く、ほぼ孤立した状態で、特に遅れたアジアの片隅の国の研究者の論文には疑問の声も多くあった様で、それを跳ね除けて受賞したのは特異な例だった様です。
- kaitara1
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謙虚で勤勉な人が多いのでは。その理由は大陸から優れた文化が入ってくることと一緒に有能な人材も日本列島に移住してきたからではないかと思います。
- gunsin
- ベストアンサー率32% (427/1332)
基礎研究に、お金を使っていたからです。 これからは、ダメです、2番目じゃ駄目ですか、何て言う大臣がいて、 予算を削りましたから、その後、替わった政権も予算を減らした ままで、増やそうとしてません。 お金の事は心配しないで、研究に没頭させてあげるから、こちらに いらっしゃいと米国から誘われていますから。 ----------------------------------------------------------------------------------- 江崎玲於奈さんを初め、米国で研究して、賞を貰った人が、結構います。 今は、インド人が多数米国に留学してます、これからは、インドの方々が、 受賞ラッシュに成る事が予想されます、何せ「ゼロ」を発見した、お国 ですから。
お礼
ご回答ありがとうございます.ちなみに基礎研究にお金をかけていたのは,日本が特にそうだったのでしょうか?研究費について日本と諸外国との比較データをご存知でしたら教えて頂ければ幸いです.