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三角関数について
関数f(θ)=sin2θ-a(sinθ+cosθ)+2とする。 また、t=sinθ+cosθ,0≦θ≦πとする。 1.f(θ)の最小値m(a)を求めよ 2.f(θ)>0が0≦θ≦πで常に成立するような定数aを求めよ。 解法を教えてください。
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まずtの取り得る値の範囲を求めます。 「三角関数の合成(単振動の合成)」はご存知と思いますが sinθ+cosθ=√2sin(θ+π/4) と変形できます。 ここで,0≦θ≦πですから,π/4≦θ+π/4≦5/4πです。 この範囲では -1/√2≦sin(θ+π/4)≦1 -1≦√2sin(θ+π/4)≦√2 ∴1≦t≦√2 さて f(θ)=sin2θ-a(sinθ+cosθ)+2 において sin2θ =2sinθcosθ =(sinθ+cosθ)^2-(sin^2θ+cos^2θ) =t^2-1 であるから f(θ)=t^2-1-at+2 =t^2-at+1 =(t-a/2)^2-a^2/4+1 このtの2次関数をg(t)とおく。 g(t)=(t-a/2)^2-a^2/4+1 (ただし,-1≦t≦√2) g(t)のグラフは点(a/2,-a^2/4+1)を頂点とする下に凸の放物線。-1≦t≦√2におけるg(t)の最小値は次のように求められる。 (1)a/2<-1つまりa<-2の場合 最小値はg(-1)=(-1)^2-a(-1)+1=a+2 (2)-1≦a/2<√2つまり-2≦a<2√2の場合 最小値はg(a/2)=-a^2/4+1 (3)a/2≧√2つまりa≧2√2の場合 最小値はg(√2)=(√2)^2-a(√2)+1=-√2a+3 以上(1)(2)(3)より a<-2の場合 m(a)=a+2 -2≦a<2√2の場合 m(a)=-a^2/4+1 a≧2√2の場合 m(a)=-√2a+3 となります。これが1.の答です。 2.はこのm(a)の最小値が正になるようなaの範囲を求めればよいのですが,上で求めたm(a)のグラフを書いてみるとわかるのですが,m(a)はどこまでも小さくなりえるのでf(θ)>0となるaの値は求められません。問題に間違いはありませんか。 f(θ)<0という問題ならm(a)のグラフから明らかなように,-a^2/4+1<0を満たすaの範囲を求めればよいです。これからa<-2またはa>2となるのですが……。 (それとも,どこかで計算違いをしているのかなあ?)
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- EH1026TOYO
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1. f(θ)をtの二次式で表せるように変形し(t - △)² + ◇と表せばt=△のとき最小値m(a)=◇が出せる 2. f(θ)>0 であるためには1.で導いたtの二次(不等)式の判別式D<0 これよりaの値が求まる