- ベストアンサー
戦争は個人の責任?
第二次大戦のA級戦犯が祭ってある神社に参拝に行くと悪いのでしょうか. 戦争の責任がA級戦犯個人にあるのなら,今後ブッシュ大統領やブレア首相が眠る墓地に墓参りに言ってはいけないことになるのでしょうか.
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 この問題は二つの内容がまぜこぜになってるのではないかと思います。 つまり一つは、「靖國神社」の問題、もう一つは「A級戦犯」の問題です。 靖國神社は、戦争遂行の為に政府が作って戦死者を合祀し、国民を戦争に駆り立てる為に作った戦争遂行の為の機関です。 つまり古来からある神社やお寺とは、その由来も内容も全く異なるものです。 戦後は、そんなもの置くわけにいかないので、一神社としてあつかってますが、戦争が終わってからの死者である?A級戦犯も合祀されましたので、その機能は結局とどめているわけです。 つまる所、先の大戦の心のよりどころとしてそのままの状態であるという事です。 もう一つ、A級戦犯だろうとなんだろうと、個人のお墓に詣るのは自由です。 まあ、遺族から拒否されればダメでしょうけど。 ですので、歴代首相や閣僚などが、A級戦犯個人のお墓を回ったのならこんな騒ぎにはなってないでしょう。 政府が作った戦争遂行機関にお参りに行くから、「また戦争をやるきか」といわれるわけです。 戦争でなくなった人には、それぞれの故郷にお墓があるわけですから、そもそも靖國神社に祭られる理由というのは、「英霊として祭りあげる事で、戦死を不幸な事に感じさせない」という宣伝機関としての靖國神社であり、その証拠に原爆や東京大空襲、国策として満州に送り込まれた多くの国民が帰国時に沢山亡くなってますが、この人逹は満足にお墓もない人が沢山いますが、誰一人祭られていません。 靖國神社に合祀するには、簡単ではありましたが審査があり、それに合格しないとダメだったのです。
その他の回答 (7)
- tarbodeshita
- ベストアンサー率18% (6/32)
もう数々の回答が出ているので、隙間的な物言いしかできませんが。 まずあなたがA級戦犯が祀ってある神社に参拝に行っても悪いことは無いです。また、他戦勝国の元首の墓参りについてもあまり意味はないかと思います。普遍的な意味で捉える必要がないのは皆さんがおっしゃる通りです。 この問題の要点の一つとしては。国家同士の、ある戦争の手打ちとした条件としてだと思います。侵略したされて被害めちゃ多かったという事項に対して、日本国民の大多数が悪であったり、日本という文化や民族が中国を侵略する要素を持ってる、とすると、お互いに落としどころが無い。一部の指導者が悪かった、そういうスケープゴートで片付けて、戦争を担ってた他の多くの者は責任無いことにしようや。そう約束して国同士でのつながりを一新するとした。普通の国民大多数が戦犯やその象徴機関を参拝しても問題ないけど、国の意思を表すと思われるだろうよりによっての元首が参拝するから、理屈の上で、戦争をまたしかける気ある、という意思表示に取らざるを得ない、となってしまう。 そういう面を追記しときます。 特に個人的意見としては。互いの国が全くの無実か正義でなければ批難できないという視点は現実的に意味が無い。相対的な善悪をつけられるとするならばその行程や被害の量の比較でしょうか。もちろん、戦勝国の理屈、教育が偏ってたり、中国もひどいことしてる、なども確かに言えると思います。ただ、なぜ悪いのか?と感じる日本人と、恨を持つ中国人等のギャップとしては。…かなり数字が誇張されてるとしても、戦争をしかけられて他国に殺されたその人数、その規模が中国等で大きすぎることが、今でも日本が悪にされる一因ではないかと思います。自分の家族・親類で普通に日本(外国)兵に殺された人がいる状況は半世紀経っても憎しみを煽られる土壌になります。祖父を殺されたのは戦犯が悪いということで忘れることにしたのに、なんだ、と。日本で、アメリカにやられた被害者としての面を悼み、その惨事を伝えることが戦争行事のメインになってる状況を、左的にとは言いませんが、日本人は少し考えるべきかなと思います。右的に、日本の戦死者・元兵士を省みて肯定すべきという意見が反動となって強くなったのが現在の風潮ですが。 まあ、良いことをした部分は、それが強制で行ったことでなければ、全否定したりその部分については恥じることはなく。間違ったことをした、不条理に相手を傷つけた部分があれば、その分は「人間として」も今後もしちゃいけないダメなことなんだとする、そういうように、左右に覆い隠すことなく提示して初めて、巷で言われる「国民としての誇り」が持てると思います。悪鬼のような加害者としても、反省をしない者としてでもなく。脱線すいませんでした。
お礼
中国人と日本人の意識の差は、相当大きいんですね。
歴史は常に勝利国が作り出します。だから、勝利国であるブッシュやブレアが戦争責任について問われることはないでしょう。 それに、彼らにはっきりと「あなたには責任がある!」と言える国は少ないでしょうね。なぜなら、米国や英国は国連を無視して戦争をはじめました。これは、米国と英国が国連を上回ってしまったことを明確にあらわしています。だから、フランスやドイツが「お前ら悪い」と言ったところで歴史には「責任がある」とは記されないでしょうね。彼らにはクソみたいな「正義」がありますから(笑)まぁ、これによって私にとって「正義」=「人殺し」ってことになりましたけどね。 日本は負けたから、歴史は勝利国側によってつくられたわけです。だから、日本のトップの軍人さんだけが悪者なんです。歴史上はね。
お礼
勝利国は、全く反省がないのは、残念ですね。
- majimekun
- ベストアンサー率20% (14/68)
勝てない戦争を始めた。 戦争責任は問われるべきだ。 米国が勝利した戦争にのみ、正義があるなんてバカらしい。 裁判はしないだろうけど。 歴史はブーンブッシュの責任を明確に記すだろう。
お礼
ずっと未来でも、歴史が公平に判断してくれるといいですね。
- dizzy168
- ベストアンサー率16% (2/12)
なぜ靖国参拝が問題にされるのか?理由は簡単です。 日本は敗戦国だからイチャモンをつけられているだけです。違憲かどうか、と言う質問ではなく、悪いのかどうか、と言う質問ですので、それに対する答えとしては全く悪ない、と答えられると思います。中国や南北朝鮮からすると、第二次大戦を「主導」していった人たちを祀っているところへの墓参り?参拝?ということに対して、大戦中にどんなことをしたのかわかっていないのか、もしくはそれをわかっていて墓参りをするのは全く反省をしていないのではないか、という理屈ですね。 その考え方もわかりますが、彼らの国は自分たちが侵略された、と怒っているのにも関わらず、自分たちはおんなじこと(中国・チベット等、韓国・竹島占領)を今現在も行っているような国ですので、まったく説得力はありませんね。 やられたことをやり返す、もしくは別方向に向けるというのは最低レベルのことですよね。ちなみに私の義理の妹は在日ですし、特に差別がある考えの持ち主ではありません。個人的には中国人の留学生とかと仲良くしていたりしてますし。 戦後何十年も経った今でも、アジア諸国から日本が責められ続けている理由の一つとしては、お金を得ること以外に「自国民の不満」をよそに向けるためにあります。日本で例えると江戸時代のエタ・非人のような存在ですね。外部に敵を作ることによって自国民の団結をはかっているのです。 結局は教育ですね。中韓の人々は日本人が思っている以上に日本人のことが嫌いですが、中韓が思っているほど日本人がかれらを嫌いでないという関係はお互いの教育から生まれています。 小林よしのりのゴーマニズムなどは行きすぎですが、ああいったものも「こういう考え方もあるのだな」と言う程度になら読んでみるのも良いかもしれませんね。この世の全てのことには答えが一つだけしかないものなどはなく、 全ては一面的なものではなく多面的なものなのですから。 歴史問題などがそうですよね。 最低でも関わりあった国の数だけ正解があります。 そういったことも頭に入れておいて、これからも色々と疑問を持って考えて行ってみてください。
お礼
今の戦争を知らない若い世代に戦争の責任はないと思いますが,戦後処理の責任は残されていると思います.そうするとどうしてもぶつかってしまう問題が「そんなに日本は悪かったのか?」ということです.そこで比較として外国をみると,戦勝国もあまりかわらないのではないかと思ってしまいます.
- acacia7
- ベストアンサー率26% (381/1447)
ちょっと違う切り口で。基準は国内とします。 まず「A級戦犯」については国内法上の疑義はありません。すでに名誉の回復もなされたものであり意味がありません。 http://www.asyura.com/0306/war38/msg/431.html あとは「神社の参拝」についてです。 憲法9条の文理解釈上は総理大臣という国務期間が宗教的活動をすることは違憲だと言えるでしょう。 しかし9条の目的は「政教分離」と「信条の自由」ですが, 「政教分離」の大目標は「特定宗教に政治力をもたせないこと」であり,「信条の自由」の大目標が「国民に特定宗教を強制しない事」にあることを考えれば,総理大臣が参拝することを違憲とする理由はありませんし,総理大臣個人の自由の保護にもなります。 ところで,アメリカの当初の目的からすれば「国家神道」が政治的に利用されることを阻止することが目的であったと考えられますので,総理大臣の参拝は違憲とするべきとも取れます。 つまり「政教分離」であれば「合憲」であり, 「神道排除」であれば「違憲」であるということです。無論,後者の基準は日本国内のものではないのはいうまでもありません。 もし,「総理大臣の靖国参拝」が「政教分離」で「違憲」とするならば,ブッシュやブレアの墓地どころか,無縁仏の参拝だって「違憲」です。
お礼
政教分離は厳密に判定すると日本人らしい生活ができなくなってしまいそうですね.もしかして,首相が相撲を観戦したのも違憲なんでしょうか.
- popesyu
- ベストアンサー率36% (1782/4883)
靖国神社は明治維新の折、戊辰戦争で斃れた人達を祀るために創建されたものです。最後の内戦である西南戦争後は、外国との戦争で日本の国を守るために斃れた人達を祀ることになりました。 死者を祀るという意味においては日本古来からある神社と全く同じ形式です。有名な所では太宰府天満宮とか、菅原道真を鎮めるために作られました。お寺は神道とは異なる仏教ですから、また性格は異なりますが。 戦死者を国が祀るということは世界的にみても有り触れたことで、これが皆戦争遂行の為に作り上げた機関であるという的外れた主張は極一部の例外を除いてありません。現在も例えば自衛官の殉職者は同様に祀られます。 A級戦犯も戦死者扱いになるのは、原則遺族恩給などの対象者が須らく祀られることになっていますので、その恩給対象である以上、神社側で選択することはありません。 この辺の問題で例えばキリスト教徒だから云々と"国内において"揉めることは色々あっても良いとは思いますが、外国からごちゃごちゃ言われる筋合いはありません。 またA級戦犯のあり方についても、これは連合国側の一方的な裁判?のようなもので決め付けられた称号にしかすぎません。日本が毛沢東を今世紀最大の虐殺者と認定しても、それが中国国民の同意を得るとは思えませんし。
お礼
諸外国に対して日本政府がわかりやすく説明すれば,毎年もめずにすむのでしょうね.サッカーのアジアカップでは選手やサポーターがとばっちりを受けてかわいそうだと思っていました.
なかなか難しい問題ですね。私も似たようなことをよく考えます。 <一つ目の質問への回答> まず一つ目の問題は「神社に祀ってある」ということです。 祀るというのは神様として扱うことです。つまり戦争犯罪者を神様として扱っているのが靖国神社であり、単純なお墓とは違うのです。そのあたりが総理の靖国神社参拝をアジア諸国がよく思わないところなのでしょう。 二つ目の問題は神社に参拝するのは神道という宗教のものです。日本は政教分離しているので総理がこれをおこなうのは政教分離に反していると言えます。 <二つ目の質問への回答> 戦争犯罪者というのは戦争が終わった後にその責任を追及する裁判が行われ、有罪になってから犯罪者になります。当然戦勝国の人が罪に問われることはありません。イラク戦争の勝敗を決めるのは難しいですがアメリカ、イギリスが他の国から裁判を起こされて、ブッシュやブレアが有罪となれば戦争犯罪者になるでしょう。(そんな裁判は起きないだろうし、起きても有罪にはならないでしょう) ということで、一つ目の回答と合わせて >ブッシュ大統領やブレア首相が眠る墓地に墓参りに言ってはいけない ということがないことは理解していただけましたでしょうか。 参考URLは靖国神社の公式サイトです。
- 参考URL:
- http://www.yasukuni.or.jp/
お礼
墓参りと参拝を一緒にしていました.日本人の感覚だと「神様・仏様」といって拝むように,大して変わらないような気がしますが,外国人からみると全然違うのですね.
お礼
A級戦犯を合祀している靖国神社に参拝に行くから文句をいわれているのだと思っていました.