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焼亡は柿の木まで来たれども あかひとなれば
焼亡は柿の木まで来たれども あかひとなればそこで人丸 の意味を教えてください。 焼亡・・・焼けて亡くなること 人丸・・・柿本人麻呂を人丸と書くこともあり、ひとまる→火止まるの語呂合わせだと思います。 わからないのは「あかひとなれば」の部分です。 あかひととは、山部赤人のことでしょうか? 「赤き人」は束帯姿の五位の官人。(五位の官人は束帯に緋色の袍を着ていた)という意味のようですが? 推量のようなものでもいいので、回答くださいっ!
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初めて見た言葉なので完全に推測ですが、山部赤人は柿本人麻呂と同じく「歌聖」。歌聖→火勢、山部→止むべ(やむ)。 かなり強引ですが、 「あかひとなれば」= 火勢(の)やむべ(き) なので あるいは、火は盛んなときは高熱を発し白く見えますが、火勢が弱くなると赤くなるので、 「あかひとなれば」=(火勢が弱まって)「赤き火 となれば」 かもしれません。
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- SPS700
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火事は柿の木までは、(燃えて)きたけれども (それまでの火勢が衰え)赤い火になって、そこで火が止まった。 (山辺)赤人と柿本人麻呂、の人名にかけた親父ギャグでしょう。
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回答ありがとうございました。 おやじギャグのルーツは和歌における掛詞やもののな、縁語などのテクニックなんですね~。 興味深いです。
- staratras
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まったくの推測なので「はずれ」の場合はご容赦ください。 ご質問の和歌を拝見して、すぐに連想したのは「古今和歌集 仮名序」にある、「人まろはあか人がかみにたゝむことかたく、あか人はひとまろがしもにたゝむことかたくなむありける。」という、一節です。 これは(古今集が作られた時より)昔の和歌の道に関して述べた箇所で、「柿本人麻呂と山辺赤人の二人は優劣が付けられないほど傑出して並び立つ歌人(歌聖)である」という意味です。 この仮名序を踏まえると、ご質問の和歌の意味は、火事は柿の木まで来たけれど、そこで赤い火が燃えたので火事が止まるものだ。(それ以上延焼しない)という意味ではないかと推測します。 問題の「あかひとなれば」は「赤人なれば」と「赤火となれば」を掛けた表現で、人丸が「人麻呂」と「火止まる」を掛けているのにそれぞれ対応しているのではないでしょうか。人麻呂と赤人とが両歌聖としてワンセットであるように、柿の木の赤い火は火が止まるものだということでしょう。
お礼
回答ありがとうございました。 そうですね、私も古今集仮名序を思いました。 古今集仮名序は現代語訳がむつかしく、いろいろな解釈がなされているようですね。 「人まろはあか人がかみにたゝむことかたく、あか人はひとまろがしもにたゝむことかたくなむありける。」 を、「柿本人麻呂と山辺赤人の二人は優劣が付けられないほど傑出して並び立つ歌人(歌聖)である」との解釈もあると思いますが ふつうに訳すと 「柿本人麻呂は山部赤人の上に立つことは難しく、山部赤人は柿本人麻呂の下にたつことは難しい」になりませんか? 「優劣つけがたい」というよりは、『人麻呂は赤人の上ではない。赤人は人麻呂の下ではない。(赤人が上。人麻呂が下)となるのではないかと思います。 ですがご指摘いただいているように、わざわざ「あかひと」「ひとまる」という言葉を入れているので、歌聖と呼ばれた二人を連想させる意図はあっただろうと思います。 ありがとうございました。
- tomy-eye
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神話の森のブログ の 柿の木の伝説 に記されています。 あかひとなればそこで人丸 火災の日も柿の木までくればそこで止まる、延焼は免れるという意味じゃないでしょうか? なにしろ無粋浅学菲才の青空爺地蔵の説ですから真っ赤な嘘かも知れません。 私が生まれた田舎の家にも柿の木がありました。 柿の木は霊木だらぁ、ふんだから登っちゃおえんぞと言われていました。
お礼
回答ありがとうございます。 >火災の日も柿の木までくればそこで止まる、延焼は免れるという意味じゃないでしょうか? はい、おっしゃるような意味だと思います。 知りたいのは「あかひとなれば」の意味です。 >真っ赤な嘘かも知れません。 「あかひとなれば」の意味は「真っ赤な嘘をつく人なので」という意味だということでしょうか?
- seasarada
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意味が無くなれば、みたい。
お礼
早速回答をありがとうございます。 「あかひとなれば」は「意味がなくなれば」という意味なんですか。
お礼
回答ありがとうございます。素晴らしい考察力で、びっくりしました。 ただ、火が燃えて白く見えるというのは経験がありません。 星などは温度が高いと青く、温度が低いと青く見えるようですが。 しかし、歌聖を火勢、山部を止むべの掛詞ととらえるというのはすばらしいです。ありがとうございました。
補足
https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability/citizenship/pks/library/004fire/fire006.html 上のサイトによると炎は、500度くらいだと暗い赤色をしていて、900度くらいになると明るい赤色になる。さらに1000度を超(こ)えると、もっと明るい黄色に光ると書いてあるので 「火は盛んなときは高熱を発し白く見え、火勢が弱くなると赤くなる」というのはそのとおりかもしれません。すいませんでした。