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物 war noch ganz.
このような文だけが存在したとき、ganzは、(まずは)どのような意味で考えるのでしょうか。 たとえば、Kanne war noch ganzという文だけがあったとき、「壊れている」あるいは「中身が満たされている」のような意味で取れそうな気がします。 どちらの意味で把握するのが正しいとか、まずはこちらの意味で考えるべきだとか、あるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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ganz が意味するのは「全く」「完全に」だけであって、それ以上の意味はありません。「中身が満ちている」「正しく機能している」等のニュアンスは全く含まないので、そのように訳すのは「意訳」ではなく「誤訳」になります。 少し見つけにくいかもしれませんが、独和辞典にもこの口語表現は出ているので、注意して見てみてください。たとえば郁文堂の「独和辞典」なら下のように出ています。 〈ugs.〉破損していない、無傷の; das Glas ist noch ganz このコップはまだ無傷だ; ich habe kein ganzes Hemd mehr 私にはもう満足なシャツは一枚もない; et. wieder ganz machen あるものを修繕する. 上の例文の日本語訳も、言ってみればすでに「意訳」のようなものです。 「このコップはまだ完全だ」→「このコップはまだ無傷だ」 「私は完全なシャツをもう持っていない」→「私にはもう満足なシャツは一枚もない」 「あるものを再び完全にする」→「あるものを修繕する」 回答 No.1 に挙げた例文は、ドイツの Duden 社の Stilwörterbuch(用語用例辞典)から引用したもので、日本語訳は私がしましたが、これもいわば「意訳」のようなもので、訳文のあとのカッコ内に書いたものが直訳です。その辞書に出ているこの用法での意味の説明は、 (umgangssprachlich) unbeschädigt (口語的) 損傷していない ですが、同じ Duden 社の Universalwörterbuch では、 (ugs.) unbeschädigt, unversehrt, heil と「同義語」が三つ挙げてあり、どれも「損傷していない、無傷の」という意味です。それほど難しい例ではないので、考えすぎずに、辞書の訳文通りに理解してください。
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- Tastenkasten_
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「壊れている」ではなく、まさにその逆です。ganz は「すべて」とか「完全」の意味で、日常表現の一つに、ganz = unbeschädigt(損傷していない)があります。 Die Schüssel ist ganz. 深皿は壊れていない。(完全である) Alle Gläser sind ganz geblieben. ガラスはみな割れずに済んだ。(完全なままだった) Papa machte die Vase wieder ganz. パパは花瓶を修復した。(再び完全にした) 「中身が満たされている」の意味にはなりません。その意味にするためには voll が必要です。 Die Kanne ist noch ganz voll.
お礼
ご指摘・ご説明ありがとうございます。 「壊れている」に関しては、書き間違いでした。申し訳ございません。 ganzのこのような用法に関しては、意訳的?な意味は考えず(「中身が満たされている」「正しく機能している」など)、単に「元の通りの(物理的な)形」とだけ考えれば良い…という理解でよろしいのでしょうか。
お礼
追加回答ありがとうございます。 手持ちの辞書でも口語表現として確認済みです。 例文が少なかったのもあってか、少々余計に考えすぎたようです。 改めてganzの項目全体を一通り見ても、そのような意味が感じられるようなものはないですね。 ご指摘通り、素直に理解します。