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デザイナーさんの考え方
デザイナーさんあるあるだと思うのですが、営業さんなどからざっくりとした依頼がたまにありますよね? その場合どこまで突っ込んで細かく聞きますか? デザインするにあたり、どんなことが知りたいと思いますか?
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こんにちは、グラフィックデザイナーです。 >営業さんなどからざっくりとした依頼 質問自体、すごくざっくりしてますね。 営業さんってどんな営業さんですか? わたしがクライアントのことを知らなくて、 その営業さんとやらに聞くとしたら、 ・クライアントとは仲がいいですか? 初めての付き合いですか? ・クライアントの事業規模はどれくらいですか? ・クライアントの主な商材って何ですか? ・競合他社ってどこですか? シェアってどれくらいですか? ・今回はユーザーキャンペーンですか? セールスプロモーションですか? ・ターゲットの想定ってどのあたりですか? 男性ですか? 女性ですか? ・制作物の予算規模ってどれくらいを想定してるか聞いてますか? ・ホントにそのツール作るだけで大丈夫ですか? ・ローンチっていつ頃を想定してますか? ・他にメディアとかへの露出があるか聞いてますか? ・本気でその案件取りに行きたいですか? ・使ってはいけないもの、ことってありますか? かなぁ。 わたし自身もクライアントのことを知っている、という前提であれば ・クライアント側の担当って誰ですか? かなぁ。 ざっくりしていてよくわからない案件であっても、営業には営業の責任があります。 デザイナーにざっくり投げるだけなら、クライアントとの間に入る必要ないんですよ、営業って。 営業のあなたがクライアントをどれだけ掴んでいるか、を知ることで、営業がどういう風に案件をコントロールしたがっているか、クライアントへのメリットはどれだけ大きくできるか、それはコンプライアンスにひっかからないか、などを判断することができます。 逆に、聞かずに作ると手直しがひどいです。 苦労して徹夜した結果、不採用とか正直病みますね。 わたしたちは作品を作っているのではなくて、クライアントの武器を作っています。 クライアントのことをよく知らないなら、クライアントについての印象をしっかり知るためのヒアリングは不可欠なんですね。 営業がそれを喋ってくれないなら、自分で調べるしかありませんが、それはもはやマーケティングリサーチなんで分析の時間が必要です。 リサーチ時間がない案件は、言われるがままにテキトーに作る、または断るかのどちらかですね。 せめて調べる時間をくれ。そうじゃなければまとめた資料を出せ、は大前提じゃないかなぁ。 それ以降の、表現とかディテールのツメはわたしたちの側の責任です。 そこはしっかりやりますが、それ以前の、クライアント側の印象を喋るのは、彼ら側の責任です。 ざっくりをざっくりのままで終わらせたら、企業の戦略が立てられません。 一つひとつの案件はクリアできても、クライアントの年間プロモーションまではGetできないんです。 御用聞きには御用聞きの強さがありますが、使い捨ての駒にしかなりません。 コンサルティングのレベルまで上げて行くことで営業成績が爆上げするわけですし、制作予算も大きくとれますね。 レベルの高いフォトグラファー、イラストレーター、コーディネーターに発注できる率が上がるってことです。 そのうちこまかいことは聞かなくても済むくらいになりますが、それはいちいちそうやって疑問点を潰しつつお互いに成長したから実現したもの、つまり結果論だと思っています。
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>営業さんなどからざっくりとした依頼がたまにありますよね >その場合どこまで突っ込んで細かく聞きますか? 聞きません。なぜなら、依頼した本人にもよくわからない場合が多いからです。 まず、自分なりに解釈して「素案」を提示します。これを基に突っ込んで細かく聞き、依頼者の脳みその中を穿り出すのです。 ここで大切なことは、「素案」を素早く提示することです。最初に話をしている途中で「素案」ができるくらいの能力が必要ですね。
お礼
ありがとうございます。 最初は自分なりに解釈して作ってみるということですね。 デザイナーの能力が問われますね。
お礼
ありがとうございます。すみません私の質問が曖昧でしたね。 LimeGreen5様の回答が、まさに私の言いたかった事であり、求めていた答えです。 >営業がそれを喋ってくれないなら、自分で調べるしかありませんが、それはもはやマーケティングリサーチなんで分析の時間が必要です。 この部分を求められることが稀にあるので、今後のキャリアのことなども考えると 勉強が必要なのかなと思ったりしてます。 デザインに特化するか、プロデューサー的な位置まで行くか。 今の会社的にはデザイナーはデザインだけが仕事では無いという考え方に寄っているので、、、。 とても参考になりました。 ありがとうございます。